カテゴリ:息子
薬を飲むにあたって、息子にも説明をしなくてはならなかった。
息子は、疑問に思った事は、とことんまで追求してくるし、薬の性質上、朝・昼2回の投薬だったため、何故学校で飲まなければいけないのか、友達から質問される可能性もあった。 息子にはADHDとは何なのか、そしてADHDの可能性がある事、そのため薬を飲まないといけない事、正しい飲み方をしないと危険を伴う事を話した。 全部理解出来たのかは判らなかったけど、息子自身が3年生になってから、色んな事がしんどいと思っていたようなので、ホッとした様子だった。 『友達に何の薬か聞かれたら、どう言えばいい?』と言ったので、『お友達と仲良く出来る薬。』と答えると笑顔になった。 薬の効果は目ざましく、飲み始めて1週間経たないうちにはっきりとした効果が表れた。 それだけ良く効くという事は、逆に恐ろしい面もあると心を引き締めたものの、あまりにあっけなくそれまで悩んでいた事が解消され、ただただびっくり。 そして、やはり嬉しかった。 とは言え、爪噛みは続いたし、友達とのトラブルも回数や内容の変化はあったものの、すべて改善という訳ではなかった。 案の定、友達から『何の薬?』と聞かれて、私が教えた通り答えると、『じゃあ、効き目は無いね。』と言われたという、笑い話もあった。 半年ほど、投薬治療とカウンセリングを続けたところ、F先生が『すっかり落ち着いて来ているから、お薬やめてみようか。』と言われた。 息子は少し不安だったみたいだけど、私も息子が薬に依存するのは避けたいと思っていたので賛成した。 ちょうど冬休みに入ったところだったので、状況的にもちょうど良かった。 万が一のためと薬は取っておいたので、息子も安心し、大きなトラブルも無く冬休みを過ごし、新学期にチャレンジする事になった。 学校でも落ち着いている様子で、たまに癇癪を起こしそうになった時も、帰宅するまで我慢出来るようになったし、忘れ物に関しては、家から持って行く物については必ず私が夜と朝の2回チェックし、学校に忘れた時は自分で取りに戻る習慣をつけて、何とか乗り切れるようになった。 そのうち、ある事に気付いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 19, 2006 09:19:03 PM
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