テーマ:私の&家族の病気(50)
カテゴリ:おマヌケ親父
“ジャロって何ジャロ”に訴えられてしまいそうなので、訂正!
何千里どころか、数十里位しか訪ねていないぞ。 K病院から帰る道すがら、母と『あそこに入れるのは、どうだろう。』と話し合った。 閉鎖病棟の後、開放病棟も見学させて頂いた。 そこは4人部屋が中心で、よく言えば田舎のペンション風。 ベッドはやはり、台だけの木製の物だった。 開放病棟の患者さんは、気軽に売店で買い物が出来るし、お天気さえ良ければ病院の外にお散歩にも行ける。 でも。。。親父はしばらく閉鎖病棟に居なくてはならないだろうし、その閉鎖病棟の印象があまりに強過ぎて、どうしたらよいものか判らなかった。 帰る時院長先生から、『もし入院させる気になられたら、次回は診察という事でご本人も一緒に来て下さい。』と言われた。 診察をすれば、K病院に入院しなくてはいけないだろう。 迷った末、K藤ちゃん先生から教えて頂いた他の病院も見学してみる事にした。 教えて頂いた数は、7~8箇所あっただろうか。 でも、電話で断られる病院がほとんどだった。 こちらの病状のせいでは無い。 『万床で予約待ち。』というのが理由だった。 結局、あと2箇所の病院に行ってみた。 そこで見た現実は。 まず、そこに勤務している医師達の暗さに辟易とした。 『入院されても、ご本人が退院したいと希望された場合は、即迎えに来て頂きます。』 2箇所とも、そういう意見だった。 もちろん、患者本人にも人権があるだろう。 でも、患者を家で看る事によって、家族の生活はどうなるのか。 徘徊する、暴言・暴力で威圧する、そんな状態で普通の生活が営めるのか。 家族だって、働かなくては食べていけない。 それでも、患者の人権という一言ですまされてしまうのか。 病院の施設自体、K病院とは雲泥の差があった。 どちらの病院でも病棟内を見せて頂いたが、光が少ししか射さない部屋の隅にうずくまるように固まった人達の表情は、K病院で見た人達の表情より、あきらかに生気が無かった。 多分、最初に見た精神科の病院がK病院だったため、衝撃が強くてちゃんとした目で見てなかったんだろうと思った。 K病院は、開放病棟はもちろん、閉鎖病棟もお日様の光が射していたし、病室も清潔だった。 『K病院にお願いしよう。』 母との意見も、一致した。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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