テーマ:私の&家族の病気(50)
カテゴリ:おマヌケ親父
親父が転院して約3ヶ月。
秋の気配を感じる頃、O先生から退院の打診があった。 その話し合いのため病院へ。 退院後の生活の注意点として、まずアルコール禁止。 これについては、先生の方から大げさな位注意をするので、安心するよう言われた。 次に、車の運転禁止。 正常な判断が出来ないため、加害者になる可能性が高いので、これも絶対禁止。 あと、仕事についても、責任がかかるような事を避けるようにとの事だった。 もちろん、いつまでも入院させておく訳にはいかないから、連れて帰らなくてはならないのだけれど。 母共々、複雑な心境。 それを察してか、『もし困るような事が起きたら、すぐ迎えに行ってあげますよ。』とO先生。 その言葉を頼りに、退院の準備を始めた。 当時私と息子は、実家からすぐそばの県営住宅に住んでいたが、しばらく実家で寝泊りする事にした。 それと、実家に置いてある車のキーや、余分な包丁等の刃物を親父の目の届かない所へ隠した。 従業員さん達にも、今の親父の状態や、今後の仕事への関わり方を伝えなくてはならなかった。 電話や面会で悩まされたと言っても、これからはずっと家にいる。 あらたなストレスが溜まりそうだと憂鬱な気分になりながら、ついにその日を迎えた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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