カテゴリ:本
『讃歌』 篠田節子 ☆☆☆★★
その音を聴いた瞬間、魂を奪われた。 TV制作会社で働く小野は、柳原園子の奏でるヴィオラに惚れこみ、彼女のドキュメンタリーを制作しようと思い立つ。 元・天才少女ヴァイオリニストとして、園子が味わった栄光と挫折。 永年の時を経て、今再生しようとしている彼女の姿を追った番組は、多くの人々の支持を得る。 そんな中、持ち上がったバッシング。園子の真実とは。 篠田さんも、好きな作家さんの一人で、新作は出来るだけ読むようにしています。 思いの外あっけない結末と、その裏に隠された真実に、胸が痛くなりました。 私は音楽を聴くのが好きですが、テクニックよりもパッションに惹かれます。 多分、園子のヴィオラの音色は、私の大好きな音だろうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 23, 2006 10:00:57 PM
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