カテゴリ:本
『四度目の氷河期』 荻原 浩
今や私にとって、1番のお気に入りの男性作家・荻原さんの新作です。 『ボクの父さんはクロマニヨン人。』 それを気持の糧に生きて来たワタル。 田舎町ゆえよそ者のマイノリティと噂されようが、生まれた時から母と二人だけだった家庭だろうが、その誇りがあればへっちゃらだった。 高校卒業を間近に控えたある日、ワタルにとって衝撃的な出来事が襲いかかる。 『あの人に会いに行こう。』 ワタルが向かった場所は。。。 すべり出しは、かなり退屈です 荻原さんじゃなかったら、途中で読むのを止めたかもしれません。 とは言え読み進めると、何気ない言い回しに心惹かれたり、う~~~んと唸る程の上手さは随所に感じられました でも、ラストははっきり言って陳腐です。 すっご~~~~~くがっかりしました 『明日の記憶』が爆発的に売れ、超人気作家となった荻原さん。 それ故か、次々に新作を上梓されているように思えます。 ファンとしては嬉しい限りですが、正直な所質はかなり落ちているような気が 以前書いた『押入れのちよ』も、私はすごく不満でした。 年に2冊程度でもよいので、佳作を書いて頂きたいなと心から願っています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 17, 2006 10:27:46 PM
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