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カテゴリ:2019.10〜リタイア夫婦の日常
仕事中、母から電話があり、72歳の叔父(母の弟)が亡くなったという。体調が良くないことは聞いていたが、とうとうお別れとなった。二か月前は普通に車を運転して暮らせていたから、急に体調を崩したみたい。
7年前から喉頭癌、食道癌で4回の手術になり、声は失ったが回復中だったのに肺に転移。米寿を迎えようかとする母にとっては一番下の歳の離れた弟を亡くすことはかなりショック。 母は、姉一人、妹三人、弟一人。 すでに15年前に姉は甲状腺癌肺癌(原爆症だろう)で亡くなり、7年前にすぐ下の妹が膀胱癌で亡くなった。叔父は、私が東京時代、よく父母の元に訪ねてきてくれて、とても優しい頼りになる人だった。一番仲よかった姉妹弟の順に亡くなり、生きている妹二人とは仲が悪くはないが、相性がもう少し。 叔父は昨年、起業した会社を長男と三男に任せて会長職になっていた。身の回りのことは残された叔母と相談して、終活は済んでいた様子。 私はそこの三男と一番仲が良く、従兄弟(従姉妹)の中で、私が一番上で、その三男が一番下という順。なにせ、その三男は、叔父の物腰やいろいろな仕草がそっくりで、母といつも話題になっていた。 棺の中の叔父は闘病後の面影のない姿だった。 広島市にある母の実家に出向いたお正月、幼児や小学生だった小さな私と高校生くらいの叔父と一緒に、ディズニー映画を観に行くのを楽しみにしていた。地方に来たディズニー映画は、私の小学生時代、全て叔父と行ったかも。初めての姪をすごく可愛がってくれていた。私の映画好きはここから来ているかもしれない。映画より映画館ラブだったかも。その頃の写真は、学生服の叔父と並ぶ小さな私がいた。 7年前に亡くなった叔母のご主人(叔父)は、84歳の写真家で、今、個展をしている。 亡くなった叔父が母に、個展に連れていくと、先月約束していたから、自分でもこんなにすぐ亡くなるとは予想していなかった。コロナでお見舞いにもいけず。 母はまた日々の中で寂しくなるだろう。 葬儀の朝、かなり遅れて、今年初めで咲いたハイビスカス。 お空の伯母たちとティータイムしているかな。 でも、まだ少し母を呼ばないでね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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