美術骨董市というと地方色がはっきり別れてくるものだ。
石川県の小松市と言うのは、九谷焼と地元出身の作家の掛け軸が、
圧倒的に多いのだ、私の出る幕はなかった。
今回は、バックグラウンドミージュックに徹した。
それも良かろう。
名機HMVも形無しである。そうそうこんなのうちにあったけど
捨ててしまったね。
HMV-163
マークもビクターのマークだが、イギリスのグラムホーン社は、日本では
馴染みが薄い。
1930年、イギリスの当時の価格が30ポンドであった。
HMV203はこのシリーズの最高機種で、当時は倍の60ポンド
だったらしい。今では、生産台数が少ないのと、音の良さで、
日本では500万円という高値がついている。
日本の住宅では、このHMV163が丁度良いらしく、価格の面でも
60万円くらいであるから、手ごろであろう。
蓄音機は昔のものになってしまったが、この蓄音機の音を聞いていると
なんと素晴らしい音で当時の人は、音楽を楽しんでいたのかと思ってしまう。