水石の楽しみ
前にも書いたけど、水石とは、山水景石のこと、と言っても判ってもらえないと思います。詳しくは、日本水石協会のホームページが詳しいことを書いています。私の水石道は、独断と偏見と自己満足の世界ですから、あしからず。でも、30数年前は、ちゃんとした師匠が居まして、一応勉強はしています。その頃は月刊誌も出ていました。今読み返してみると、おもしろいです。あまり、面白くないので、写真でもちらちらと見てください。簡単に言えば、山の形の石や、滝の形の石を、水盤に砂を入れたものに置いてその縮図を想像して、楽しむのです。盆栽もそうですが、、大きい物をミニチュアにして楽しむのです。ジオラマでしょうか。そこには日本古来の伝統と、文化が息ずいているのです。何を思ったか、最近このブームが再び、再燃しているような気がしてならない。ネットで調べると、オークションにも沢山出ています。昔、私が集めていた石が、骨董祭で、高値で売れています。そんな事で、庭に放ってあった石を、また、つくづく眺めています。30年以上前の、骨董を好きになるきっかけをつくったのが、水石でした。砂も鞍馬砂と言って、京都の砂が一番と言う事で、取り寄せようと思っている。そんな、庭の石です。 これだけ、撮っても良く好さが判らないと思う。やはり、砂を曳かないと感じが出ない。山から滝が流れるような、でもこれは、紅流しと言って、赤い滝です。これに木の台を付けると、下のでこぼこが隠れて山の感じがでるのですが、または下の部分を砂に埋めるのです。砂は、海を表したり、大地を表したりするのです。急遽、矢作川の砂をふるいにかけて、使ってみました。 良い石は、どこから見ても、絵になるという。こんな方向から、見てみました。 下のは、最近、ネットで手に入れたのですが、なかなか気に入っている物です。京都の加茂川真黒石のジャグと言って険しさが小さい石ながら、見事に出ている島か、巌潟といった部類の石です。何かを想像して、感じる物があれば、それで良いのです。自然がこんな形の石をよくまあ、造ったものだと感心します。大きく見えるのですが、手のひらにすっぽり入る卵ぐらいの大きさです。上の石は、10倍くらい大きいです。