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厚くなりました。
5年前、末息子を自宅で出産してすぐ後、ある人に街でばったり会ったら、ぺちゃんこのお腹を見て、「あれ?赤ちゃん産まれたの?」と聞かれました。自宅で出産したということを成り行き上話したら、かなり引かれたのです。 そして、数日後に他の人から言われました。「あの人に、うかつに何も言わない方がいいよ~。だって、『ねぇ、ねぇ、知ってる?ちんぬくさんって、自宅で産んだんだってよ~。今時ね~。』って、うわさ話の種にしてたから。」と警告されました。 それ以来、ずっと「自分に心地よいことでも、他の人には時代遅れなことかも」という気持ちがあって、自分の生活を人に話すことに抵抗がありました。 でも、この頃「布ナプキン屋さんになる!」と決めてから、変わってきたかも、わたし。 息子が幼稚園終わって公園で遊ぶときも、たいてい布ナプキンの型をとった布をどっちゃりと持っていって、自分は他のお母さんとゆんたく(おしゃべり)しながら、手はちょきちょき裁断。 おまけに、知らないお母さんが「それ何?」と聞いてきたら、迷わず布ナプキンのことを説明します。相手がどう取っても、それは相手の問題。私は相手に関係なく、私。ひたすら手はちょきちょき。 そうしていると、まわりのお母さんたちも意外に興味を持っていて、関心がありそうだったりします。そういうお母さんには、縫い損じて売り物にできない布ナプキンを、機会を見てプレゼントしたりして。 なんだか、「人にどう思われても、私は私」って思えると、すごく楽で、すごく愉快です。 昨日は、スナップをマイナーチェンジしようかなと、ジャ○コの手芸コーナーに行きました。私が色々質問していたら、レジの人が「これ何に使うのですか?」と聞くので、またいつものように布ナプキンのことを説明しました。レジの人も意外に食いついてきて、細かく質問するので、延々20分ほども布ナプキン、石けん、重曹、などなど色んな話しをしてしまいました。 気がついたら厚くなっていたのね。 私の面の皮。 話した相手は、ただの話のネタを仕入れるつもりで聞いたかもしれません。でも、その人が誰かに話したとき、もしかしたら、その情報を必要としている人に伝わるかもしれない。そう思うと、自分はただ、そこへ小石を投げただけ。後は、必要なら波紋がきっと広がっていくはず…そう思えます。たまに浅すぎるところに投げて、かきんとはね返ったりもしますが(笑)。 わたし対相手だけではない。その相手の後にも延々と繋がりがあって、みんなみんな繋がっている…そう思える今日この頃です。 自分が変われば、きっと世界が変わる。 変わる瞬間はすぐそこに来ているような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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