まず最初にお詫びから。以前ジャイルズ兄弟のいたトレンドセッターズ・リミテッドのシングル Trendsetters Limited - Go Away / Lollipops and Roses (Oct. 1964) を取り上げた際に、間違ってセカンドシングルと書いてしまいました。実はあのシングルは三枚目で、二枚目に出したのは今回紹介させていただく方でした。
ということで、今回はTrendsetters Limitedの1964年7月発売のセカンドシングル。
TRENDSETTERS LIMITED - HELLO JOSEPHINE / MOVE ON OVER (Jul. 1964)
PARLOPHONE R 5161
彼らが64年3月に出したデビューシングルIN A BIG WAY / Lucky Dateでは、当時のビートバンドらしい快活な演奏が聴かれましたが、このセカンドになると演奏も少し進化しており、ピーターのベースの躍動感が非常に増してきています。
またマイケルのドラミングもシンプルながらも正確かつキメの細かさをみせてきており、フィルにおけるタムの音色と澄んだライドシンバルプレイの美しさは既にこの頃から特色となっています。特にライドの繊細さはCDでは埋もれがちだったのがこのシングルで判りました。
AB両曲ともに全員がヴォーカルを取れるバンドならではのコーラスワークがありますが、ジャイルズ兄弟の鼻に掛かりつつも立つ声色が目立ってる印象です。
Trendsetters Ltd. 関連記事
ファーストシングル
Trendsetters Limited - IN A BIG WAY (Mar 1964)
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201205290000/
サードシングル
Trendsetters Limited - GO AWAY (Oct 1964)
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201205290001/
ラジオ・ルクセンブルグでの演奏
Trendsetters Limited: Tall Cool One (Radio Luxembourg 1964)
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201206290000/
フォースシングル曲を含むコンピLP
BIG GROUP MEETING '66 (1966)
http://plaza.rakuten.co.jp/chop100/diary/201205140000/
ブログで紹介したトレンドセッターズの楽曲は、ラジオ音源を除き全て下記のCDにも収録されています。