曽我町子さんがバトルフィーバーJにご出演されたお話、第3話「スパイを探せ!」。
以前、当ブログでこの第3話について自分なりの感想を書いておりますが。しかし先日、曽我町子さんが逝去され・・・自分の心が落ち着きを取り戻したら、改めてこのお話での曽我さんの事を書きたいと思っていました。
このお話の曽我さんが演じられた役はエゴスのデスマスク怪人の人間体"東映社編集長"と、デスマスク怪人の声をあてておられました。
東映社編集長役を演じられた曽我さんは何とも妖艶な、ひとくせもふたくせも感じさせる女性を感じさせます。ジャパンと喫茶店で取引の話を交わす緊迫のシーン。ジャパンの尾行を気付きながら「フフンッ!」という感じで煙に巻く曽我さん演じる編集長。短いシーンながら圧倒的な存在感でした。そしてその中から独特のキュートさも感じられる、何とも不思議な存在感が漂っています。
デスマスク怪人の声は非常に威厳があり、迫力を感じさせる素晴らしい声、台詞回しでした。
曽我さんの演じられる姿を一目見ただけで、声を聞いただけで、心に深く印象深く残り魅了されました。悪側の人物なのに、とても魅力的。
曽我さんの演技・お姿って、独特の魅力と艶があると私はいつも感じています。誰にも無い、真似できない、曽我町子さんしか持っていない"魅力"と"艶"。観る者を魅きつけるすさまじいまでのもの。
その魅力の一端をこのバトルフィーバーのこの話で観る事が出来ます。
曽我さんという女優さんがこの日本にいらっしゃった事、何て幸せな事なんだと・・・お亡くなりになって、改めて気付いた愚かな私です。
曽我さんは天上界へお戻りになられましたが、数々の心に残る素晴らしいお姿・作品を地上界に残して下さいました。
バトルフィーバーでの曽我さんの魅力いっぱいのお姿を観ながら
「いつまでも曽我さんの事を心に・・・。」
と思う私です。
![曽我さん](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/38/0000149538/24/imga51d139aifzgow.jpeg)
曽我さんが演じられたデスマスク怪人の人間体のイラストを描いてみました。初描き(汗)(妖艶さが出ないなあ・・・俺のイラストって(泣))