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カテゴリ:石坂浩二さん
(簡単なあらすじ)
今日ももめ事が多い国境。 南部と津軽の両藩は百年にも渡って対立していた。 老公は山中で、役人に追われ怪我をしたもんを助ける。もんの夫は南部藩の御山奉行をしていたが、一年前に津軽領に足を踏み入れ殺されていた。 もんは津軽藩主を恨み、藩主の暗殺を企てる。 老公はもんの誤解を解き、津軽と南部の両藩を会わせて、手を結ばせようとする。 (ちょっとした感想) ・タイトルバックは市川崑監督。 はい、そうなんですよね。 なんか、これまでの水戸黄門のOPと違うなあと観ていたら、市川崑監督でした。 すごくいいんですよ、このOP。観るOPというか、ね。 そしてなんと言っても、水戸黄門役の石坂浩二さんのシーンがカッコいい!市川崑監督、こんなにカッコよく水戸黄門@石坂浩二さんを撮るなんて、さすがだわ~。 OPからガシッと心を鷲掴みにされました。 ・石坂浩二さんの声がたまらない。 時代劇での石坂浩二さん独特の声のトーンが氷子さんは前から好きでしてな。水戸黄門でもたっぷりと聴かせてくれます。 低音ながらも聴きやすく、耳に残る。とてもハンサムな声なんです。 ・高笑いしない水戸黄門 全てのパターンをなくした訳ではありませんが、石坂浩二さん版水戸黄門はあまりニコニコしません。どちらかというと、厳しい表情が多いんだよね。 石坂浩二さん演じる水戸黄門を観ると、「ああ、石坂浩二さんだよね。」と思うことが多々。 台詞回し、声のトーン、表情で、仕草で、定番の時代劇作品とは違う、でも、時代モノの作品の定番をいい意味で感じさせ、ついつい観てしまうのが石坂浩二さん。 歴史ある水戸黄門という時代劇に石坂浩二さんが主演されたことにより、そのことを改めて感じ、石坂浩二さんの魅力の一端に気付けました。 ・コミカルなシーンは可愛い 盗賊の頭に化けたご老公(笑) どこか愛嬌があり、イタズラっ子を感じさせます。言い方も滑稽で、かなり笑えましたよ、はい。 石坂浩二さん、可愛過ぎます(笑) ということで。 水戸黄門と言いながら、石坂浩二さんの話しかしてませんがね(笑) 石坂浩二さん版の水戸黄門はリアルな水戸黄門を、ということでご老公の髭をなくしたり→途中から髭がつきましたが。 助さん、格さんの性格が逆だったり、由実かおるさんの入浴シーンがなかったり、解決後のご老公の高笑いがなかったり、そうそう、ご老公の衣装も色など違うし。 様々な定番をなくした作品でした。 氷子さんは東野英治郎さん版の水戸黄門から観ており、放送当時の石坂浩二さんの水戸黄門には違和感というか、拒否していました。だから観なかった(苦笑) 今、改めて石坂浩二さん版の水戸黄門をDVDでですが、観ると素直に面白い、楽しんで観ることが出来ました。 石坂浩二さんのファンになったからだろ!? と言われても否定はしません。 長い間愛された水戸黄門の中で、ある意味異質な石坂浩二さん版水戸黄門。 でもね~、ハッとするんですよ、石坂浩二さんを観ると。 普通時代劇だったら、ここは微笑みを浮かべるだろうというシーンを、石坂浩二さんはしない。逆に難しい表情を浮かべ切ない眼差しをする。それがすごく心にグッと来るんだよね。 ああ、ご老公は今、こんなことを思ってるのかなあ。 石坂浩二さんの水戸黄門はストレートなモノではなく、様々なことを考えさせてくれました。 いろいろ物議を醸し出した石坂浩二さん版の水戸黄門。引き際もいろいろあったみたいですが(苦笑) 石坂浩二さん版の水戸黄門、面白いですよ、本当。回数を重ねたら、味が出て良かったと思うなあ。 是非とも全話をDVD化して欲しいです。→石坂浩二さん脚本の話もあるからさ、観たいの~!! しっかし、石坂浩二さんて(いろいろ言われてらっしゃいますが)枠に捕らわれず、常にいろいろなことを提案して、物議を醸し出す形にはなるけれど、皆に疑問を持たせたり考えさせてくれるきっかけを作るのが、素敵だなあ。 社会に出ると難しい、なかなか出来ないことだからさ。 若い頃からずーっとそのスタンスを崩さないのが、すごい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.09.04 12:14:31
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