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カテゴリ:訃報
平和の巨星墜つ。 昨日の朝、ネルソン・マンデラ氏の訃報が届いた。 氏の人物については世界中の知るところだ。南アフリカ一国のみならず、世界の損失である。本当に惜しい人を失った。ご高齢とはいえ残念でならない。 『マンデラさんのお顔はとても柔和だ。』 その死を悼み、知人と氏の生涯について語りあった。途中、知人が言った言葉である。 なるほど、写真や映像で氏のご尊顔を拝するに、氏はとても柔和だ。 『そしてお顔から、氏の知性と品格もあらわれている。』 これは私の感想である。 仏教では柔和忍辱(にゅうわにんにく)を如来の衣とする。 経典には「如来の衣を身にまとい人々のために法を説け」と云うものである。 マンデラ氏とは信じるものは異なれど、マンデラ氏の生涯は、まさにその通りであった。 氏は知性と品格を持ち、平和を阻害するものに柔和に臨んだ。そして何があろうとも忍辱(にんにく)の心で成し遂げたのだ。 世界各国で、それぞれの流儀でその死を悼んでいることであろう。 我々は衷心からの合掌を捧げようではないか。 なお、吟遊映人では過去にマンデラ氏を扱った映画コラムを綴っている。 ご再読いただき、マンデラ氏をお偲びいただけたら幸いである。 『インビクタス~負けざる者たち~』はコチラ まで。(2010年8月1日掲載) 『マンデラの名もなき看守』はコチラ まで。(2009年9月22日掲載) ネルソン・マンデラ氏のご冥福をお祈り申し上げ、心よりの合掌を捧げる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.03.17 15:01:49
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