極東三馬鹿調査委員会

ＤＶ：外国人被害者対象に電話相談会

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◇パートナーからの暴力に悩む在日外国人対象－－支援団体、９カ国言語で対応

　外国人のＤＶ被害者への支援に取り組んでいる、民間団体「くろーばー」（大阪市）は、１８、１９の両日、府と協力し電話相談会を実施する。「くろーばー」は、約３０人で構成し、週１回のホットラインや役所への立ち会いなどをしている。０３年１１月から相談を始め、今年３月までで３００件以上の相談があり、うち６割以上はフォローの相談という。

　昨年１２月施行の「改正配偶者暴力防止法」では、被害者の国籍の有無などを問わず、その人権を尊重すべき、との規定が明記されたが、在留資格や日本語などがネックとなり、夫や恋人からの暴力に、被害者が「耐えるか帰国か」を強いられている例も多いという。事務局長の尾上皓美さん（３１）は「日本人の配偶者から暴力を受ける女性が圧倒的。それから永住者の男性から非永住者の妻への加害も目立つ。暴力は強い者から弱い者に向かう傾向が垣間見える」と話す。

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　ホットラインは１８～１９日の２日間、専門家が英語、中国語、韓国・朝鮮語、フィリピノ語、タイ語など９言語で相談に応じる。無料。番号は０６・６５７７・９６８０。時間は両日とも、午前１０時から午後７時まで。また、通常の「外国人・女性・子どものためのホットライン」は月曜日の午後１～４時、英語、中国語など４言語で対応する。電話番号は同じ。【中村一成】

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