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より良い明日をめざして



 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(日本国憲法 前文)
2025年06月17日
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テーマ:ニュース
カテゴリ:ニュース
選択的夫婦別姓制度に「賛成」とは言えない自民党議員のアタマの悪さについて、5月31日の東京新聞社説は、次のように批判している;


 選択的夫婦別姓制度の導入に向け、野党3党がそれぞれ法案を提出し、衆院法務委員会で審議入りした。ただ、自民党は党方針の決定を見送り、今国会ではいずれも成立しない見通しだ。党内の一部に強硬な反対論があるためとはいえ、この期に及んで導入を阻止し続けるのは不誠実極まりない。

 今国会には、立憲民主党と国民民主党がそれぞれ同制度を導入する民法改正案、日本維新の会が結婚前の旧姓を「通称」として戸籍に記載する法案を提出した。

 3法案は委員会で審議されるものの、どの法案も過半数の賛成は得られない公算が大きい。

 自民党は20日、公明党との幹部会合で今国会中に結論を得ることは困難と伝え、立民の法案を「関係する法律で650以上、政省令で2700以上に影響する」と説明。法的整合性の検証時間不足を結論先送りの理由とした。

 しかし、この説明は法令データベースで「氏」という文字を検索して該当した法令数。実際に影響が出る法令数とは異なった。

 自民党は翌21日、説明を訂正したが、依然「(導入には)関連する法令が多く、影響が大きい」とする。夫婦別姓制度の導入を阻止するための「言い訳」に過ぎず、見苦しいにも程がある。

 そもそも自民党は選択的夫婦別姓制度に対する賛否を决めかねている。制度導入で家族の一体感が損なわれると声高に叫ぶ別姓反対派への配慮からだ。

 党作業チームがまとめる「基本的考え方」は、旧姓使用の多くは法律上の位置付けが不明確で不便を感じるとの声があると紹介。旧姓の単独使用に向け「法制化を含めた基盤整備の検討を進める」と明記している。

 ただ、こうした方針に対しても党内の別姓推進派は、旧姓の使用拡大では当事者が直面する不都合は解消されず、不十分と指摘するなど意見集約を図れていない。

 法制審議会(法相の諮問機関)が選択的夫婦別姓制度の導入を答申したのは29年前。経団連も労働組合の連合も実現を求める。共同通信社の世論調査でも同制度への「賛成」は71%に達する。

 自民党のベテラン議員は「自民党は本来、困っている人の声を聞いて向き合う政党。今回もそうあるべきだ」と訴える。結論を先送りする理由を探すのではなく、課題解決に尽力すべきではないか。


2025年5月31日 東京新聞朝刊 11版 5ページ 「社説-自民の言い訳見苦しい」から引用

 今国会に立憲民主党が提出した選択的夫婦別姓制度を導入するための民法改正案は、これと言った欠点のないほぼ完ぺきな改正案であった。しかし、選択的夫婦別姓制度が何故必要なのかという点が理解出来ない自民党の低能世襲議員は、結婚したら夫の姓を名乗るのが日本の伝統だなどといデタラメ説を口走ったり、家族の絆が失われるなどというありもしない問題を持ち出したりして、結局、意味も無くただ「反対」と言いたいだけなのである。もし、個人的に「うちは別姓にしたら、間違いなく家族の絆が失われる」という「深刻な問題」を抱えている家庭であるなら、「選択的」なのだから、そういう特殊な事情の人は勝手に「同姓」を選択すればいいだけのことであって、他人の家庭が「別姓」を選択することに「反対」の声を上げる理由はないのであり、自民党が言う「反対論」はまったく意味のない馬鹿げた空理空論であることを、メディアはもっとはっきりと世間に周知して、もうこういう政党に政権を預けてはおけないという「世論」を作り出すべき時だと思います。





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最終更新日  2025年06月17日 08時27分40秒


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