より良い明日をめざして

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 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(日本国憲法 前文)



この写真は、何年か前に仕事でポルトガルへ行ったときにおみやげに買ったワインです。リスボンのワインショップには、こういうボトルが何十本も陳列されていて、大変珍しく思いました。真っ黒なビンにはコルクを封印するシールが貼られているだけで、ビンの中央の年数がその年に獲れたブドウを使ったことを示すようです。どのワインショップにもこういうデザインのワインしかなくて、不思議に思いました。それから、リスボンの人々は町の名前を「リズボア」と発音しているのが印象的でした。

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2021年03月09日
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テーマ:ニュース
カテゴリ:ニュース
昨日の欄に引用した経済思想家の斎藤幸平氏の記事の続きは、ポスト資本主義の時代はどのよに到来するのか、次のように述べている;


 提唱している大胆なアクションが、「脱成長コミュニズム」。どんな社会を構想しているんですか。

 資本主義に緊急ブレーキをかけることです。際限のない利潤追求をやめる。人間が住めなくなるまで地球環境を破壊し、長時間労働に苦しみながら大量に生産・消費・廃棄する経済システムと手を切るのです。資本主義の下では金融やコンサルタント業といった中に、もうけを出す他に意味のない仕事がたくさんあります。それを禁止する。年中無休や24時間営業もやめ、社会全体の労働時間を大幅に縮める。それだけで生活の質は向上する。

 効率の度を超えた追求をやめれば、仕事の形も変わる。ベルトコンベヤーの前で単純な作業を繰り返すような、退屈でつらい仕事は撤廃しましょう。医療福祉や教育など、不可欠なのに軽んじられがちな「エッセンシャルワーク」を重視する。仕事は労働者が創造性を発揮し、自己実現するための土台となるでしょう。

 資本家によって商品化されている生活に不可欠な物やサービス、資源や生産設備などは、これらを「コモン(共有財産)」とする。労働者や市民の自発的な結社が共同で管理・運営します。もうけにとらわれずコモンに重きを置けば、人新世の危機を乗り越えられると考えています。


 脱成長の未来像を思い付くきっかけは、ドイツの経済思想家で、19世紀以降の共産主義運動にも大きな影響を与えたマルクス(1818~83年)を研究したことだったとか。

 マルクスとその盟友エングルス(1820~95年)の新しい全集をつくる研究者の国際事業「MEGA」に2012年に加わった。150年もの間、眠っていたマルクスの晩年の研究ノートを読み込みました。

 経済的な効率のためのヒツジの品種改良について「吐き気がする!」とマルクスは記していた。びっくりしました。彼は生産力至上主義者で、経済成長を賛美していると批判されてきたのですが、じつは環境の持続可能性を考えていた。これを取っ掛かりに、マルクスの主著「資本論」の全体像を再検討したのです。


 理想としては素晴らしい。でも共産主義を掲げたソ連は崩壊した。中国は改革開放を進め、「赤い資本主義」に転換しました。

 コミュニズムと聞いて忌まわしく思う人もいるでしょう。ただ、ソ連や中国をはじめ、これまでに存在した「共産主義国家」は、生産力至上主義の体制で、実質は資本主義だった。官僚がトップダウンで企業を管理していたにすぎません。

 資本主義をやめよう、という試みはこれまで失敗してきました。でも、資本主義が続くのは仕方がない、と受け入れてはいけません。危機が深刻化し、先進国も温暖化を背景にスーパー台風に襲われ、低賃金の非正規社員や派遣労働者が増えている。達観している余裕はもはやありません。


 労働者が団結して資本主義を転覆する状況は、想像しがたいのですが。

 脱成長コミュニズムの実現に、ロシア革命や中国革命のような暴力の行使が必要だとは考えません。3・5%の人々が非暴力の方法で立ち上がると社会が大きく変わる。米国の政治学者は、そう指摘しています。

 欧米では社会主義が望ましいと考える若者も増えている。資本主義が弾力性を失ったがゆえの長引く不況で、親の世代より豊かになる見込みがないからです。


 労働者が出資して事業の運営に携わる「協同労働」を実現する労働者協同組合法が昨年12月に国会で成立したことを、肯定的に評価していますね。

 市民が出資して地域で電力を自給する取り組みなどにも期待しています。労働者や市民の自発的な結社が社会の富を共同で管理・運営する領域を増やしていけば、資本主義はやがて消滅する。私たち自身が今ここで3・5%に加わるかどうかが問われているのです。


<さいとう・こうへい> 1987年生まれ、東京都出身。高校3年で入った英語塾で英哲学者パートランド・ラッセルらの文章を読んで思想哲学に目覚め、人文系の教育に定評のある米ウェズリアン大に留学。生活困窮者に食事を提供する施設でボランティアをし、米国社会の格差の現実からマルクスの思想に現代的な意義を見いだす。独フンボルト大哲学科博士課程修了。2018年、世界のマルクス主義研究の最高峰とされる「ドイッチャー記念賞」を日本人初、史上最年少で受賞。著書「人新世の『資本論』」(集英社新書)が20万部売れ今月10日、20年11月までの1年間に出た新書の中で「最高の1冊」の「新書大賞2021」(中央公論新社主催)に選ばれた。


2021年2月20日 東京新聞朝刊 23ページ 「あの人に迫る-コミュニズムが人命と環境守る」から後半を引用

 人類がこれまでに経験した共産主義は、前衛政党が実力で政治権力を掌握しその指導の下に社会を運営していくというものでしたが、この方法では世の中がうまく回らずソ連は崩壊し中国は一党独裁の資本主義体制となり果てています。日本共産党も60年代後半からは、実力で政権奪取はうまく行かないことを察知して「国会を通じて革命を実現する」という路線転換を宣言しましたが、斎藤幸平氏の構想では、必ずしも共産党が政権を取らなくても、有権者の3・5%が明確な意思表示をすれば、世の中を変えることが出来るとのことですから、世の中は進歩したものだと思います。まだ34歳の若さでこのようなしっかりした構想を打ち出すとは、日本もまだまだ捨てたものではないなと思いました。






最終更新日  2021年03月09日 01時00分06秒
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