カテゴリ:創作日記
昨日は、お仕事で三鷹に行った帰りに
三鷹の美術館に行ってきた。 高島野十郎展という展覧会があって ふらっと入ってみた。 作品が時系列で展示されており、 画家の人生観の変化がありありと表れており非常に興味深かった。 画家の若い頃の作品は暗いものが多かった。 例えば、描かれているりんごは輪郭がまっすぐではなくゆがんでおり、 どのりんごを見ても表皮が痛んでいたり、虫食われていたりしていた。 しかし歳を経るにつれ、段々と色合いが明るい作品多くなり モチーフとなるものも美しい自然や風景が中心となり、 そして、最終的に、彼は闇の中の月や闇の中のろうそくを いくつも描くようになったのだ。 この変化は彼の人生観の変化を表している。 若い頃には、日常の景色の中にも、闇や、暗がりを見つけていたのに、 徐々に明るい景色にも目が行くようになり、 最終的には、真っ暗な暗がりの中にさえも光を見いだすようになったのだ。 この変化を追うことで、私は彼の経てきた人生が いかに彼にとって、大切で実りあるものだったかを知った。 展覧会は7月17日まで開催しているので、 興味のある人は是非行ってみたらどうだろうか? 詳しくは以下をクリック。 高島野十郎展 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.06.22 22:19:00
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