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April 28, 2009
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カテゴリ:自作真空管アンプ
1626シングル・アンプは、電圧増幅部や固定バイアス部のプリント基板製作が終わったところ。
配線チェックの後、各プリント基板の単体試験に入る。
設計値付近の直流電圧を印加し、問題がないかを確認。
1626カソード側固定バイアス部、80V±7Vの範囲で調整でき、電圧変動率も問題なし。
電圧増幅部、発振もなく各部の電圧も設計値付近でOK。
エミッタ・フォロワとエミッタ側定電流負荷、発振もなく設計電流値で動作しOK。

ここで全てのプリント基板を取り付け、配線し、1626を抜いた状態で結合試験を行う。
1626を挿しても挿さなくても、今回のアンプは各部動作点がズレる事はない。
全段直結だから、動作点は決まってしまうのだ。
1626挿さないのは、念のため・・。
それと、最初の回路図では無かったが、110V安定化電源から固定バイアス部に、
ブリーダー電流2mA流すようにした。
1626ウォーム・アップまでの間、グリッドが+にならないようにするためだ。
この手法ははるか昔、ロフチン・ホワイトアンプに採用されていた。

アンプのACメタルコンに、AC100Vを印加。
手早く安定化電源出力、エミッタフォロワ出力、固定バイアス部など要所の電圧をチェック。
ここでも問題なし。
順調だな。

いよいよ1626を挿入し、総合試験に入る。


その前に、配線終了後の状態↓


1626SA(A2)-1 WIRING.jpg


今回のアンプは、1626がピョコンと突き出たデザイン。
床にひっくり返して調整する場合、真空管の頭が床に当たらないよう、何かで浮かす必要がある。
ちょいめんどっちぃ・・。
調整にはテスター2台と、ジルコニア製絶縁型調整ドライバーを用意。
アンプの調整には、絶縁ドライバーは必須だ!
金属製だと感電の危険もあるし、トランジスタのベースに電源がタッチなんかすると即死する。


いよいよ総合試験だ↓


1626SA(A2)-1 BIAS ADJUSTMENT.jpg


各部の電圧値に異常が無いので、1626のバイアス電流を調整する。
おっとその前に、プレート供給電圧を測らんと。
AC101Vの時に259Vだと・・。
当初の見込みよりも10Vくらい低く、4%くらいの設計誤差だ。
真空管アンプではよくあることなので、無視してバイアス電流を25mAになるよう、
固定バイアス部の電圧を調整した。
その時の実効プレート電圧184Vで、ここも当初より10Vほど低い。
安定化電源出力電圧と、固定バイアス部の電圧を調整することにより、
実効プレート電圧を設計値である195Vに出来るが、
そうすると電圧増幅部の最大出力電圧が小さくなってしまう。
このままで良しとしよう。
因みにプレート電流の安定性はかなり高い。
DCサーボは導入していないが、要らなそうな雰囲気。

プレート電流検出用抵抗器、もう少しチェックがしやすいように配置すればよかったな・・。
クリップ外す時に、左手が+Bに触って思いっきり感電いなずましてしまったびっくり
270Vでもマジ痛ぇ~~!!
今回のアンプ製作で、加工ミスやトランジスタを飛ばしたといったトラブルは皆無。
安産に越したことは無いが、ちょっとあっけない。
部品の取り付けは苦労したが・・。

全段直結の半導体ドライブアンプなので、真空管式OTLアンプに次いで、難易度が高いと思う。
安定化電源、電圧増幅、固定バイアス全てがディスクリート構成だからだ。
アンプを数台作っただけの人は、止めておいた方が良いかもしれない。


調整が終わり、音だし前の状態↓


1626SA(A2)-1 FRONT.jpg


マイナー・ループのNFBを6dBほど掛ける予定だが、NON-NFBの音も聴きたくて先ずは確認。
1Fリビングにある16cmフルレンジ・スピーカーに接続してみた。
コイツは能率が97dBあるので、今回のようなミニ・アンプにはもってこい♪
配線を終了し、いよいよ音だしである!!
いつもながら緊張の一瞬・・どきどきハート
電源スイッチ、オン!
発信音もハムも全く聞こえない。
スピーカーに耳くっつけても解らないくらい、恐ろしく静かなアンプだ。
死んでないよな・・?
いかんいかん、マイナス思考は捨て去ろう!

チャイコフスキー作曲のピアノ三重奏曲、『偉大な芸術家の思い出のために』をかける。
ピアノの伴奏から始まり、チェロ、ヴァイオリンと続く。
やった!!音だし成功である♪
先ず感じたのは、傍熱管でありながら全段直結のおかげで、凄い澄んだ音だということ。
ピアノもチェロも堂々とした鳴りっぷりで、ヴァイオリンはやや硬さがある。
通電して1時間くらいなので、数日経てばもっと表情豊かになるだろう。

音量VR10時の位置で、かなりデカい音だ。
このままでは使いづらいから、やっぱNFB掛けるべ・・。
1626のプレートから初段カスコードのソースに戻すか(真空管のP-K帰還に相当)、
同じくプレートからカスコードのコレクタに返す(真空管のP-G帰還)か・・。
オーソドックスに、ソースに返してみるかな。

NFBは明日にでも掛けるとしよう。





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Last updated  May 24, 2009 10:00:59 AM
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