|
カテゴリ:カテゴリ未分類
![]() 昨夜高松公演に来た押尾コータローのライブをワイフと堪能! 脱帽です。 押尾君・・・気がつけばスタンディングオベーション。 駆けつけた若者達に混じり完全に乗せられてしまっている自分が恥ずかしい。 終わってから周りを見渡せば中には禿げたおじ様。子供づれとファンの幅は広い。 大学時代にNYから発信されたWindham Hillの都会的なサウンドにも通じながら、ギターの 神様として尊敬するEric Clanptonを髣髴させる正にプロフェッショナルサウンド。 しかし彼独自で築きあげたオリジナリティーがあり独特のサウンドと奏法がある。 彼の奏法はフラメンコギターのセコ、ラスゲアード、ラスゲアードドプレを匠に使い情熱的な フラメンコの雰囲気を出しながらその中に、完全に旋律を浮かび上がらせている。 そのメロディーは時には繊細で弱く、時には大胆。 時々ハーモニックスのサウンドを利かせ音符ひとつひとつが生きている。 クラシックギターの技術も完全に会得している。 また左手でハンマーリングでかなりの迫力を出している。 またフラメンコのサパテアードの足音に合わせた、ゴルペのようにギターの腹を指で叩くと思 えば、ギター全てをパーカーションのようにしてしまう。 演奏合間のトークの内容は少々工夫がいるが関西弁でざっくばらんな人柄も好感を持てる。 田舎から出てきてすぐに消えていく、芸能人が下手なエドッコでしゃべると石を投げたく なるが、押尾君は、関西の文化をしっかり持った若者と見た。 (別に反官びいきではないが江戸っ子でも三代くらい続いて独自の文化を持っておられる方はその限りでありません。) 久しぶりに若干40歳(若干とは言えないな。 立派な大人です。)の日本のプロを垣間見 た。 プロは難しい事をいとも簡単に演奏しているように見せる。 素人と玄人の差をまざまざと見せつけられたが、久々にComfortable soundを楽しめた 春爛漫の一日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|