|
カテゴリ:レコード
私の”古希記念事業”として1950年代の日本人歌手が日本語で歌う洋楽カヴァー集を作ったのが始まりでした。その際、従兄弟の一人から60年代を早く作って欲しいとのことでした。
“古希記念事業”の「古希Pops '50's」を作った4年後の春、私の5才年上の従兄弟が突然亡くなりました。我々世代の先輩格でもあり、同世代が一番変化に富んだ1970年代の日本人歌手が日本語で歌う洋楽カヴァー集を先に作ろうと思いました。
その内容は私のブログ「インテルメッツォ ~ その間なにをしていたか(2023年)1」と「インテルメッツォ ~ その間なにをしていたか(2023年)2」を御覧ください。
追っかけるように1970年代の日本人歌手が日本語で歌う洋楽カヴァー集の原曲(元曲)で同編成の「オリジナル曲集」も作りました。家内曰く「オリジナル曲集」の方が良いとのこと。勿論こちらが、<本家>なので当然と思いますが、カヴァー集の選曲、編成がなければ「オリジナル集」のような形では作りえなかったと思います。
ここまで作ると“古希記念事業”の「古希Pops '50's」を作った時はプリンターがCDのラベル印刷が出来ない物を買ったしまった後で、何とも味気ない白地にマジック・ペンで1、2と書き込んだだけの物しか作れませんでした。
この機会に一部手直し、4年前に私の古希を記念して作った50年代の日本人歌手が日本語で歌う洋楽カヴァー集の内、梓みちよ” 月光価千金”を当時ヒットさせていたディック・ミネに差換え、前回(2019年)に入手できなかった”山の人気者”(日本で戦後リバイバルさせたのはウィリー沖山でしたが)を歌ってる五十嵐喜芳で追加したコンピレーションです。
”山の人気者”は物心がつく前の私のお気に入りで、『ユーレイ、ユーレイ、ヒー』と歌っていた(叫んでいた?)いう、想い出の曲でもあります。この曲が日本に入ってきたのは1939年とのこと。ただ戦後のウェスタン・ミュージックが流行っていた頃にリヴァイバルして、ラジオからよく流れていました。
‘50年代ポップス・オリジナル曲集「青いカナリア/テネシー・ワルツ」 Disc 1 01)涙のチャペル (CRYING IN THE CHAPEL)エルヴィス・プレスリ-# 02)家へおいでよ(カモナ・マイ・ハウス) (COME ON-A MY HOUSE) ローズマリー・クルーニー※
03)ダイアナ (DIANA) ポール・アンカ ※ 04)ドミノ (DOMINO) リュシェンヌ・ドリ-ル◇
05)いるかに乗った少年(BOY ON A DOLPHIN) ソフィア・ローレン※ 06)カラーに口紅 (LIPSTICK ON YOUR COLLAR) コニー・フランシス☆
07)デイビー・クロケットの唄 (DALLAD OF DAVY CROCKETT) ビル・ヘイズ) ☆ 08)悲しきインディアン (RUNNING BEAR) ジョニ-・プレストン) ☆
09)北風 (NORTH WIND) テキサス・ビル・ストレンジ ECS-50045 K30Y- 2167 10)可愛い花 (PETITE FLEUR) シドニー・ベシエK30Y- 2167
11)白銀は招くよ (ICH BIN DER GLUECKLICHSTE MENSCH AUF DER WELT) トニー・ザイラー※ 12)アンナ (ANNA(EL NEGRO ZUM BON)) シルヴァーナ・マンガ-ノ★
13)青いカナリヤ (BLUE CANARY) ダイナ・ショア※ 14)真珠とりのタンゴ (PERLENFISHER) リカルド・サントス(ウェルナ-・ミュ-ラ-楽団※
15)四月の恋(APRIL LOVE)) パット・ブーン※ 16)バラ色の人生 (LA VIE EN ROSE) エディット・ピアフ◇
17)ジェルソミーナ (GELSOMINA)スリー・サンズ※ 18)バナナ・ボート (BANANA BOAT (DAY O) ハリ-・ベラフォンテ★
19)旅情(サマータイム・イン・ヴェニス)(SUMMERTIME IN VENICE) ロッサノ・ブラッツィ SS-1433 20)河は呼んでる (L'EAU VIVE) ギイ・ベアール★
21)ばらの刺青 (THE ROSE TATTOO) ペリー・コモ★ 22)想い出のワルツ((TILL I WALZ AGAIN WITH YOU) テレサ・ブリューワー ★
23)そよ風とわたし (アンダルシア) (THE BREEZE AND I (ANDALUCIA)) カテリーナ・ヴァレンテ※ 24)オー・マイ・パパ (OH MY PAPA(OH MEIN PAPA)) エディー・フィッシャー※
25)月光価千金(GET OUT AND GET UNDER THE MOON) ナット・キング・コールAXD-002 AXD-002 GDP- 54 26)ブルーベリー・ヒル (BLUEBERRY HILL) ファッツ・ドミノ゙GDP- 54
Disc 2 27)オンリー・ユー (ONLY YOU (AND YOU ALONE)) プラターズ) FD- 5 28)ドント (DON'T) エルヴィス・プレスリ-#
29)ロック・アラウンド・ザ・クロック ((WE'RE GONNA) ROCK AROUND THE CLOCK) ビル・ヘイリ-と彼のコメッツ☆ GL-106 30)ルシヤ (ルシール) (LUCILLE) リトル・リチャードGL-106
31)マンボ・バカン (MAMBO BACAN) ソフィア・ロ-レンRA-5088 32)パパはマンボがお好き (PAPA LOVES MAMBO) ペリー・コモ★
33)監獄ロック (JAILHOUSE ROCK) エルヴィス・プレスリ-# 34)エデンの東 (EAST OF EDEN) ヴィクター・ヤング楽団★
35)はるかなる山の呼び声 (THE CALL OF THE FAR AWAY HILLS) ヴィクター・ヤング楽団★ 36)煙が目にしみる (SMOKE GETS IN YOUR EYES) プラターズ)FD- 5 FD- 5 HT-5002 37)花祭り (LA FE^TE DES FLEURS (EL HUMAHUAQUEN~O)) イヴェット・ジローHT-5002
38)ある恋の物語 (HISTORIA DE UN AMOR) トリオ・ロス・パンチョスECPB- 202 ECPB- 202 39)テネシー・ワルツ (TENNESSEE WALTZ) パティ・ペイジ※
40)情熱の花 (PASSION FLOWER) カテリーナ・ヴァレンテ☆ 41)間抜けなキューピット (STUPID CUPID) コニー・フランシス☆
42)禁じられた遊び (JEUX INTERDITS) ナルシソ・イエペス※ 43)ラ・メール (LA MER)シャルル・トレネ◇
44)16トン (SIXTEEN TONS) テネシー・アーニー・フォード ECS-50045
46)ジャンバラヤ (JAMBALAYA) ハンク・ウィリアムス※ SFL- 9019~21 47)山の人気者(ALPINE MILKMAN) フランツル・ラングSFL- 9019~21
48)ハートブレイク・ホテル (HEARTBREAK HOTEL) エルヴィス・プレスリ-# 49)ケ・セラ・セラ(QUE SERA, SERA) ドリス・デイ★
50)セ・シ・ボン (C'EST SI BON) アーサー・キット★ 51)小さな靴屋さん(可愛い靴屋さん) (THE LITTLE SHOEMAKER(LE PETIT CORDONNIER)) ジ・エイムス・ブラザ-ス※
52)小さな喫茶店 (IN EINER KLEINEN KONDITEREI) アルフレッド・ハウゼ楽団FE-2 FE- 2 20-5120 53)ハッシャ・バイ (HUSHABYE) ダニー・トーマス [20-5120]
54)さらば栄光の夢(アディユ) (ADDIO SOGNI DI GLORIA (ADIEU)) クラウディオ・ビルラ MH- 184
#PB-5001~3 (4曲) 01,28,33,48 PB-5001~3 JP-2301~10 ※JP-2301~10 (14曲) 02,03,05,11,13-15,17,23,24,39,42,46,51
☆MFPL-85201~10(6曲) 06-08,29,40,41 MFPL-85201~10 MFPL-85231~40 ★MFPL-85231~40 (11曲) 12,18,20-22,32,34,35,45,49,50
◇WQCP-1461~5 (3曲) 04,14,43 WQCP-1461~5
‘50年代ポップス日本語カヴァー曲集「青いカナリア/テネシー・ワルツ」と同編成でオリジナル曲を集めたコンピレーションです。 全体のバランスを考慮して、オリッジナル曲としておりますが、シャンソンの英語カヴァーのように当時日本で流行して、オリジナル曲より知られているものを一部採用しております。
60年代のポップス・オリジナル曲は50年代の使用レコード・リストでも挙げたように85年に今は懐かしい西武系のディスク・ポ-トが持っていたウェイブ・レーベルから出したMFPL-85201~10「マイティ-・シックスティ-ズ(MIGHTY SIXTIES)」(10枚組中最初の3枚は50年代の曲ですが)とデアゴスティ-ニが2005年から頒布したCD本「オ-ルディ-ズ・ベストコレクション」シリーズ中60年代の物が活躍しそうです。
日本人歌手が日本語で歌うカヴァー曲はアナログ盤ではSFC音楽出版のSOLIDレーベル物やCD「漣健児のワンダーランド」シリーズ他、各レコード会社が歌手毎に多数出ているので、材料としては豊富なのですが、曲や歌手に偏りがあり、どの歌手で、どの曲にするかと言う選定はなかなか手間のかかる作業となります。
カヴァー曲の歌手が決まっても、肝心のオリジナル曲の歌手が歌う曲はかなり入手困難な場合は回避せざるを得ない残念な結果となってしまうでしょう。
今年の〆は金沢明子”イエロー・サブマリン音頭”と「小比類巻かほるのカヴァー・アルバム「This Is My Love Song」なのですが、小比類巻の方は日本語で歌っている曲があるのでしょうか?ウェブ上でもトラック・リストは有っても原語で歌っているか日本語で歌っているかは、分からないので楽しみでもあり、不安でもあります。 もうジャケット画像の年賀賞は作りませんので、皆さま平穏な年末と明るい年始が訪れるようにお祈りいたします。 それでは良いお年をお迎えください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.12.29 14:07:03
コメント(0) | コメントを書く
[レコード] カテゴリの最新記事
|