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テーマ:寅さん(28)
カテゴリ:映画随録!
男はつらいよ/寅次郎ハイビスカスの花! シリーズ第25作! 1980年8月2日公開、山田洋次監督作品! 『土曜は寅さん!4Kでらっくす』で鑑賞! もう何回も観てるけどね! 浅丘ルリ子演じるマドンナ・リリーが、第11作、第15作に続いて、三度目の登場! ちなみに、リリーが登場するのは、シリーズ50作品中、下記の6作品! 第11作『寅次郎忘れな草』(1973) 第15作『寅次郎相合い傘』(1975) 第25作『寅次郎ハイビスカスの花』(1980) 第48作『寅次郎紅の花』(1995) 第49作『寅次郎ハイビスカスの花特別篇』(1997) 第50作『お帰り 寅さん』(2019) 寅とリリーは、第11作で、北海道・網走で出会い、お互いの境遇が似通っていて、あぶくのような人生だと、共感し、惹かれ合いますが、肝心なところで寅は逃げてしまう! 寅にはとらやという帰る場所があるが、リリーにはない! リリーは寅に、帰る場所を求めていたのかも知れない! 結局リリーは寿司職人と結婚し、帰る場所を作った! 第15作で、寅とリリーは、北海道・函館で再会します! リリーは離婚して、旅回りの歌手に戻っていました! 喧嘩をしては仲直りして、イチャイチャする、寅とリリー! さくらは二人が結婚することを夢見て、リリーに告白! リリーの答えは、いいわよ! しかし、そこに帰って来てそれを聞いた寅が、冗談にしたことで、全てはぶち壊し! winkの『淋しい熱帯魚』の一節を思い出す! わたしの~おもいを~ジョークにしないで~! オイラもこの歌が流行ってた頃に、そう言いたくなるような経験をした! さて、そして本作、第25作! 内容は、下記の通り! カッコ内は、それを観たときのオイラの喜怒哀楽! ネズミ小僧寅吉!(楽) 博とリリーの再会!(哀) とらや御一行が水元公園に出かける所に寅が帰宅でひと騒動!(怒) リリーからの速達!(哀) 寅が空路沖縄へ!(楽) 沖縄の病院での寅の甲斐甲斐しい看病!(楽) リリー退院!(喜) 寅とリリーの同棲!(喜) 寅がリリーとの生活に飽きる!(怒) リリーのプロポーズを寅が断わる!(哀) リリーが寅を残して出て行く!(喜) 三日三晩飲まず食わずで寅が帰って来る!(楽) リリーがとらやに来る!(楽) 寅がプロポーズするがリリーが冗談にする!(哀) 旅先での寅とリリーの再会!(楽) 寅とリリーが同棲して、しばらくは良かったんだけど、リリーが快復するにつれて、寅の素行が悪くなっていく! あれだけ嫌がってた飛行機も、スチュワーデスのお姉ちゃんに誘われて、あっさり乗っちゃうし! 水族館の若い女の子にも、夢中になっちゃう! とんでもないクソ野郎だ! でも、オイラにもそんなところがある! 自分の嫌なところを見せつけられてるようで、オイラはあまり好きではない! 後悔と反省の日日になっちゃう! リリーは、自分を蔑ろにする寅に、気持ちを伝えてみるけれど、全く通じなくて、ついに愛想を尽かせて一人本土に戻ってしまう! リリーからの手紙で同棲していると知った後、しばらく音沙汰のない寅、おばちゃんに、ハブに噛まれて死んじゃったんだよと噂されてるところに行き倒れとなって帰って来る! ハブに噛まれて死んじゃったのは、テレビドラマ版の寅だ! 三日三晩飲まず食わずで船と汽車を乗り継いで、柴又まで帰って来たのだ! その夜の食卓で、沖縄での最後の夜を再現する寅! さくら達に、リリーの気持ちを教えられ、その気持ちに気付く寅! いつもの反省と後悔の日日?! とらやに訪ねて来るリリー! 沖縄での思い出話に花が咲く! 思わず寅が呟く! リリー、俺と所帯持つか? 時既に遅し! リリーの気持ちが寅に動いたのは、沖縄で見ていた真夏の昼の夢! 現実世界に戻ったリリーには、もう通じない! そんなことできる訳がない! 冗談にするリリー! 第15作では、逆に、リリーの想いを寅が冗談にした! すれ違う、寅とリリーの想い! 締めくくりのラストは、共に現実世界に戻った寅とリリーの、旅先での再会! いつもの二人の掛け合いに、楽しい気分で終わるのでした! 映画って素晴らしい! そいつぁよかった!
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Last updated
2020.09.20 23:07:25
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