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ワタシにとって、今までの人生の中で「一番のごちそう」は、
なんといっても、育ててくれた祖母が、日々、作ってくれていた煮物たち。 おから煮、ひじき煮、大根と里芋の煮物、ゴボウのきんぴら、レンコンの炒り煮・・・ そう、たくわんやぬか漬けなどのお漬けものも、絶品でした。 決していい材料を使っていたわけではありません。(キッコーマン醤油に、田舎のスーパーの油揚げ。など) でも今思えば、祖母は、1つ1つの素材への扱い方が違ったように思います。 数年前、佐藤初女さんの横で料理を教わった際にも、その材料を扱う手つきが、あまりにも祖母に似ていたので、思わず涙が止まらなくなってしまったことがありました。 まだ逝ってすぐの頃でしたので。 そしてさらに、もう1つのごちそうは、 祖父(ひいじいちゃん)が、畑で育てたキビをた~っぷりつき込んだキビ餅です。 ひいじいちゃんは、まだ今のように雑穀ブームなどが全くなかった頃から(私が小学生の頃)、我流で1人、もくもくとキビを育てていました。 脱穀してくれる精米屋さんもなくて、最初は手探りだったようです。 キビは鳥たちの大好物なので、畑全体に網をかけるのにも苦労していました。 今年86歳。 「今年で、へえ、おしまいにするずら。」(←甲州弁) と言っています。 ワタシにとって、世界一のごちそうです。 写真で、上にのせているのは、金山寺味噌もどき。 味噌や甘酒を作るために買った玄米麹がたくさんあるので、作ってみました。 麹に、醤油・みりん・昆布の細切り、するめなどを混ぜて発酵させます。 山陰地方の常備食で、同居人のL将軍のお母さんから教わりました。 金山寺味噌は、本来は麦こうじから作るものですが、試しに玄米こうじで作ってみたら、これが、お餅にぴったり合う! 絶妙のおいしさになりました。 「麦こうじは、ご飯」に合って、 「玄米こうじは、お餅」に合うなんて、なんかおもしろいなと思いました。 もうすぐ敬老の日。 ひいじに何を送ろうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.12 08:24:21
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