いそむらさん
ここのところ、しごとで、毎日のように、桜たちの下、川端通りを北へ南へ。南へ北へしてました。高野川から賀茂川へ 北山、出町、二条、五条、七条・・・桜と菜の花たちが続く。花びらたちの舞う中、原チャで走っていると、ここで暮らせて、ほんとうに幸せだなあと思う。いそむらさんとの最初の出会いは、去年の夏の引っ越しのとき。引っ越し作業の中、私がちょっとしたそそうをしたばかりに、おそらく近所の人であろう、その、真っ赤な花柄のTシャツを着た女性から、突然大声で怒られました。「ちょっと~、常識がないんじゃございません?」・・・こわかった。なんといっても関東弁なのが、こわかった。それからひらあやまりにあやまり、正直、しばらくはビクビクしながら暮らしておりました。最初のきっかけは、区民運動会。(やっぱり、こういうお祭りって大事だな~と思いました。)徐々に話せるようになり、こないだ、ひいじいちゃんから届いたふきのとうを差し上げに行ったのがきっかけで、急にうちとけちゃいました。だんだんわかってきた。いそむらさんは、とにかくみんなのことを考えている人なんだ。R嬢も何度か、助けられたらしい。さいきんでは、夜、「ピンポーン」となると、わが家ではすぐに、「いそむらさんだ!!!」ゆうべは、竹の子ご飯。味噌はすべて手作り。だしは当然昆布と鰹でとり、カレーは二週間かけて作るそうです。ご夫婦で二人暮らしのいそむらさんは、「いっぺんにたくさん作らないとおいしくないのよ~」と、やっぱり関東弁で言いながら、しょっちゅう手の込んだお料理を届けてくれる。いそむらさんから声がかかると、私はいつも、木のお櫃か、大きなお鍋を抱えて飛び出していきます。アサリご飯に、豆ご飯・・・ハンバーグ、コロッケ・・・さいきんでは、R嬢のお弁当のおかずまで付けてくれる。ああ、ありがたいです~~~。