有閑ヲヤGDaily GIANTS =2007年5月16日(水曜日)友引= |
■本記事は日々読売ジャイアンツ関連情報を拾い読みして、私的感想、批評、罵声、反省を書いて行きます(編集人:G一筋ウン十年 末裔まで巨人な古馬道)
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G・阿部、工藤から恩返し弾!チームも完封で首位攻防制す =5/16 サンスポ=
“恩師”を上回る強い気持ちで放った打球が横浜の夜空に高々と舞い上がった。2-0で巨人リードの六回。先頭の阿部が工藤から8号ソロを右翼席にたたき込んだ。
「何より、工藤さんから打てたのがうれしかった。前回、ああいう形でファームに落ちたので、工藤さんが強い気持ちできていたのはわかったし、僕らもそれに負けない気持ちだった」
4月1日の初対戦では初球打ちを徹底し、ベテラン左腕を攻略。この日は逆に、じっくり見極める作戦で試合に臨んだ。スコアラーとしてベンチ入りしている伊勢打撃コーチ補佐は「今年は長いイニングを投げていなかったのもあるし、1まわりは様子見だった」。その言葉通り、中盤から球威が落ちたところを狙い、六回の集中打に結びつけた。
ダイエー時代に城島(現マリナーズ)を育てたのと同じように、阿部を1年目から厳しく指導してくれたのが工藤だった。その工藤の横浜移籍を聞いたのは自主トレ中のグアム。目の前が真っ白になるぐらいショックを受けたが、感謝の思いを自分の成長で表現することができた。「いい形で週の初めをスタートしたかった。1戦目がとれれば2戦目というのもあるし、しっかりと戦っていきたい」。原監督も納得の表情だ。首位攻防戦第1ラウンドをモノにして、横浜とは2ゲーム差。このままの勢いで交流戦まで突っ走る。
★福田が2勝目…先発ローテ残留
原巨人の『超天然系右腕』福田が、21歳年上の大先輩・工藤に投げ勝った。「ホームを踏ませないぞ、という強い気持ちで投げたのがよかった」。毎回走者を背負いながらも7回無失点。カットボールを有効に使い4併殺を奪った。
工藤と過ごしたのは昨季1年間だけだが、物怖じしないキャラクターが工藤の心をつかみ「福ちゃんは何やっても許せるなあ」とかわいがられた。工藤を打席に迎えた際には「うわあ、工藤さんやあと思って投げにくかった」という福田だが、先発転向で成長した姿を見せ「本当にうれしい」と頬を緩めた。
「立派なスターターの一角を担ってくれています」と原監督も先発ローテ残留に太鼓判。先発2勝目のウイニングボールを手に福田は「これどうしよう。あ! きょう母の日でしたっけ?」と天然キャラを発揮。2日遅れとなったが「オカンに贈ります!」とニッコリ誓った。...[記事全文] |
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阿部8号!巨人 工藤を返り討ち =5/16 スポニチ=
試合に出続けること。主将としてそれを重要視している。4月24日の横浜戦。寒さの残る仙台で体調を崩したが、コンディションづくりに細心の注意を払う。今季から新調したスパイクは「重そうに見えて実は軽い」タイプ。試合前にはトレーナーと個別のストレッチで体をケアし、移動日にはチームに先駆けて新幹線に乗り、遠征先のホテルでゆっくり入浴する。「ケガしたくないからね」。疲れを残さないという責任感で好調なチームを支えている。
敗れれば首位陥落となる一戦。原監督は「(工藤が)強い気持ちで来るからしっかり臨もう」とミーティングでゲキを飛ばした。6回には阿部の本塁打に続いて矢野、高橋由にもタイムリーが出て一挙3点。4月1日の対戦に続いて工藤をKOした。いずれも第1ストライクを叩く積極性が今季の強さを象徴していた。
交流戦前の6連戦の初戦。工藤を相手に勝ったことで弾みがついた。「頭の中にあった」というカーブ。ミットのシンでつかむのに苦労した球を、バットのシンでとらえた。大きな1勝を阿部が運んだ。 ...[記事全文] |
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ゴンザレス左手首痛 4週間後に実戦復帰 =5/16 スポーツ報知=
巨人は15日、登録を抹消されているルイス・ゴンザレス内野手(27)の症状について「左手首痛のため約2週間ギプスで固定し、その後2週間のリハビリを行い、実戦に復帰する予定」と正式に発表した。
ゴンザレスは3月30日の開幕戦・対横浜(横浜)で左手甲に死球を受け、4月6日に登録抹消された。約1か月間のリハビリを経て、5月4日に再昇格して6試合に出場したが、今度は左手首に痛みを訴え、11日に再び登録を抹消された。この日は、東京・よみうりランド内のジャイアンツ球場にギプス姿で現れ、下半身の軽いトレーニングを行った。...[記事全文] |
※掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します 「陰のキャプテン小笠原 表の慎之助 ”ですね~”」
昨年の6月2日に発生した小久保選手のケガによる離脱こそ、チーム内にどれだけの影響を及ぼしたか計り知れません。同時期、由伸選手の二度目の離脱(胸を強打)、慎之助が右指打撲など、まさに野戦病院化。この小久保選手離脱後、とうとう8連敗を喫する事になります。
原監督は、この時を振り返り「身体も心も、鋼のように強い選手が必要」と考えた末、北海道日本ハムからガッツを獲得することになったのですが、「主将?それは別次元の問題」と、当初から”生え抜き選手”がキャプテンをやるべき、と考えていました。そこで「捕手」という重労働にも拘らず、移籍一年目の李承ヨプ選手を励ましたり、若手投手に叱咤激励をする姿を見て、慎之助に白羽の矢が立ちます。
春キャンプで慎之助は、野手との連携、打撃練習以外はブルペンに籠りっぱなし。若手投手のボールを片っ端から受け、事あるごとに声を掛けました。ある時は、バッテリー間の真ん中で話し合いを持ち、ある時は「ナイスボール!」と褒めていました。キャンプ後半のブルペンで、慎之助は要求したコースを、何球投げても放れない投手に向かって「お前それでもプロのピッチャーか!」と徐(おもむろ)にミットを外して投げ付けたことがも有ります。その怒鳴られた張本人が福田投手なのです。
ガッツは、といえばこの春キャンプ前に「練習見てても面白くないよ。(ノックで)飛び込んだり、アピールしたりしないから」と断言。スポーツ紙の一面を飾る派手な練習もなく淡々と自分の練習に明け暮れます。ソフトバンクに移籍した前主将の小久保選手は、まったく逆の練習で、ノックからボールに飛びつき全力プレーをアピールし、見学に訪れたファンには「面白い」と思わせる「長嶋式練習」。これに対して、今迄FA選手が次々に「巨人」というプレッシャーで調子を崩し、自爆していった中、ガッツは自分のペースをしっかり守っていました。
ガッツの真骨頂は、宿舎をひっそり抜けだして、若手中心の夜間練習に参加するという行動。当然若手選手は驚き、そして、しばしガッツの練習に見入っていました。「冷やかし程度ですから。イメージを確認しただけ。だから、すぐ帰ってきたでしょ」と苦笑い。しかし、陰でこっそりやるのがガッツ流。アピールをせず、文字通り「背中を見てついてこい」と、慎之助と共に「新生巨人」を引っ張っているのです。
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【私的後記】初戦を勝利で飾った巨人ですが、勢いがあるチームという表現より老獪な試合運びそのもの。結果、連敗は2まで連勝は3つまでと、調子が良いのか悪いのか・・・ |