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《櫻井ジャーナル》

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2019.07.14
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 ロシア政府はカザフスタンとの国境地域からベラルーシに至る有料自動車道路の建設を承認したという。1兆円を超すと見られている総工費は中国を含む民間からの出資で賄われるようだが、ロシア政府には最低限の収入(約600億円)の保証が求められている。

 中国とロシアは2015年に一帯一路(BRI/帯路構想)をユーラシア経済連合(アルメニア、ベラルーシ、カザフスタン、キルギスタン、ロシア)と連結させると宣言しているが、これに合致すると言えるだろう。

 ロシアが2011年夏の段階で経済的なつながりを朝鮮半島へ延ばそうとしていた。ドミトリ・メドベージェフ首相がシベリアで朝鮮の最高指導者だった金正日と会い、110億ドル近くあったソ連時代の負債の90%を棒引きにし、鉱物資源の開発などに10億ドルを投資すると提案した。

 朝鮮がロシアのプランに同意すれば、シベリア横断鉄道を延長させ、朝鮮半島を縦断、釜山までつなげることが可能。鉄道と並行してエネルギー資源を輸送するパイプラインの建設も想定されていたはずだ。

 このプランは現在も生きていて、中国のBRI(帯路構想)と結びついている。朝鮮半島の問題が解決されれば、釜山からドイツのハンブルグまで鉄道や道路でつながることになる。

 これは日本にとってもメリットのある話だが、それは日本のアメリカへの従属度が低下することを意味する。これはアングロ・サクソンの支配グループに従属することで自らの地位と富を維持してきた日本のエリートたちにとって好ましくない。アメリカの意向に沿う形で中国との関係を悪化させたが、その副作用が強すぎて軌道修正しているようだが、今は韓国との関係を悪化させている。

 





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最終更新日  2019.07.14 13:53:33



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