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イギリスのサジド・ジャビド保健大臣は「サル痘」対策として、天然痘ワクチンのストックを増やすと発表、アメリカのBARDA(生物医学先端研究開発局)は1億1900万ドル相当の天然痘ワクチンを購入する契約を結んだという。新たなパンデミック騒動を考えているのかもしれない。 この稀な病気の患者を発見したとイギリスの健康安全保障庁が発表したのは5月7日だが、そのタイミングに疑惑を感じる人が少なくない。 パンデミックなど危機的な状況になった場合、WHO(世界保健機関)に対して全ての加盟国に政策を強制できる権限を欧米の私的権力は与えたがっていて、「パンデミック条約」を締結しようとしている。ロックダウンのほか、デジタル・パスポートの導入、ワクチンの強制接種、旅行規制、治療法の制限などが強制されるようになり、国の主権や人権が剥奪されると懸念されている。私的権力が世界を直接統治する「超ファシズム体制」の樹立だ。 現在、条約締結に向かって手続きが進められているが、5月22日からスイスのジュネーブで開催される「第75回世界保健総会(WHA)」でもその条約について話し合われるという。 このWHAと同時にWEF(世界経済フォーラム)はスイスのダボスで会議を開く。このフォーラムを創設したクラウス・シュワブは2020年6月、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)を利用して「資本主義の大々的なリセット」を実現すると主張した人物で、2016年1月にはスイスのテレビ番組でマイクロチップ化されたデジタル・パスポートについて話している。 このWEFは1971年、32歳だったシュワブがスイスで創設した。この人物の家はナチ協力者として知られ、彼自身はスイスにおけるカトリック神学の中心地であるフリブール大学で経済学の博士号を、またチューリッヒ工科大学でエンジニアリングの博士号をそれぞれ取得。その後にハーバード大学へ留学し、そこでヘンリー・キッシンジャーから学んでいる。 1991年12月にソ連が消滅、ネオコンをはじめとして少なからぬ人びとはアメリカが「唯一の超大国」になったと信じた。「新しいアメリカの世紀」が始まったと考えた人もいる。 1992年2月にアメリカの国防総省はDPG草案という形で世界制覇プランを作成。ディック・チェイニー国防長官の下で次官だったポール・ウォルフォウィッツが中心になって書き上げたことから「ウォルフォウィッツ・ドクトリン」とも呼ばれている。 その1992年からWEFは「新しいアメリカの世紀」を率いる「世界の若手指導者」を選び、教育を始める。その年に選ばれた約200名の中にはドイツ首相になるアンゲラ・メルケル、フランス大統領になるニコラス・サルコジ、そしてビル・ゲーツ、ボノ、バージン・グループを創設したリチャード・ブランソン、ロイヤル・ダッチ・シェルの会長を務めたヨルマ・オリラも含まれていた。 その後のメンバーも「出世」した人は多い。例えば、カナダのジャスティン・トルドー首相、ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ベルギーのアレクサンダー・ド・クロー首相、ベネズエラでアメリカの手先として活動しているフアン・グアイド、フィンランドのサンナ・マリン首相、アマゾンのジェフ・ベゾス、アリババの馬雲(ジャック・マ)、グーグルを創設したラリー・ページ、ウィキペディアを創設したジミー・ウェールズ、フェイスブックを創設したマーク・ザッカーバーグ、チェルシー・クリントン、イバンカ・トランプ、小泉進次郎なども含まれている。 シュワブは2016年1月、スイスのテレビ番組でマイクロチップ化されたデジタル・パスポートについて話している。最初は服に取りつけ、次に皮膚や脳へ埋め込み、最終的には脳へ埋め込む。 そのチップによって感情の起伏を調べ、記憶に関わる信号を捕捉し、記憶を促進、さらに外部から記憶を管理できるようになるとも見通されている。量子コンピュータが実用化されたなら、人間の「端末化」、あるいは「ロボット化」だ。デジタル技術とバイオ技術を融合させようとしている。ファイザーのアルバート・ブーラCEOによると、薬が胃の中に入ると「関連当局」無線で信号を送る小さなチップが開発されているようだ。支配者は人びとの行動や思考だけでなく、体の状態も監視しようとしている。 こうした監視システムだけでなく、欧米の私的権力は国の主権や人びとの基本的権利を奪おうとしている。WHOがその手先になることは間違いない。そうした権力をWHOに与えるためのパンデミック条約だ。 その条約に関する話し合いのタイミングで出てきたのがサル痘だが、昨年3月にNTI(核脅威イニシアティブ)とミュンヘン安全保障会議はサル痘のパンデミックが起こるというシミュレーションを行い、その年の11月に報告書が発表された。CNNを創設し、人口削減を主張しているテッド・ターナーらによって2001年にNTIは作られている。 その報告書によると、「ブリニア」なる国で2022年5月15日に感染は始まり、23年12月1日には2億7100万人が死亡することになっているが、実際にイギリスでサル痘の患者が発見されたとされているのは5月7日。これを「偶然」と考える人もいるだろうが、「やりすぎ」と考える人もいるだろう。報告書が出た昨年11月、ビル・ゲーツは将来のパンデミックや天然痘を使った攻撃について語っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.23 02:25:48
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