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F-16を含む第4世代戦闘機を操縦するための訓練にアメリカも参加するのだという。アメリカで国家安全保障担当大統領補佐官を務めるジェイク・サリバンは、ジョー・バイデン大統領が5月19日に開催されたG7首脳会議でこの決定を「G7諸国に伝えた」と述べている。ウクライナのパイロットに対するF-16の操縦訓練をアメリカ政府はEUに許可し、ポーランドなどではすでに訓練が始まっているので、驚きではない。 2015年1月、F-16はカリフォルニア州のエドワード空軍基地近くでF-35と模擬空中戦を実施、完勝したと言われている。ステルスの最新鋭機だと宣伝されているが、「空飛ぶダンプカー」と呼ばれるほど運動性能は良くない。S-200で損傷を受けたという情報もあり、F-35はステルス性能にも疑問がある。 そこでF-35よりはマシだと言われているF-16だが、運用が始まったのは1978年。その後、改良されたとはいうものの、古さは否めない。航続距離だけを考えるとクリミアを攻撃することも可能だが、ロシア軍の最新鋭機、あるいはS-300やS-400のような防空システムに撃ち落とされる可能性が高い。 ロシア軍は5月9日に続いて16日にウクライナの軍事施設をミサイルで攻撃した。その際、キエフに配備されていた「パトリオット防空システム」でロシアの極超音速ミサイル「キンジャール」を破壊したとウクライナ政府は主張しているが、これはありえないと考えられている。これまでもウクライナ政府はあからさまな嘘をつき続けてきたわけで、これも嘘だと考えるべきだろう。 こうした宣伝を行なっている理由のひとつはバフムート(アルチョモフスク)の戦況にありそうだ。ここは「ドネツクへの鍵」と呼ばれ、輸送にとって重要な場所。しかもキエフ側にとって防衛線の要であり、ドネツクは水源の管理を強化できるという。そうした場所だからこそ、長期にわたって激しい戦闘が続いたのだ。 アメリカ/NATOはキエフ政権の軍事力強化の一環として、ドンバス周辺に要塞を築いていた。そうした相手を攻める場合、3倍の兵力が必要だとされているが、攻撃側のワグナー・グループの兵力は3万2000人、それに対してウクライナ軍は12万人だと言われている。軍事的な常識が崩れた。空からの攻撃が効果的だったのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.05.25 12:51:31
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