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8月16日午後7時から駒込の「東京琉球館」で、また10月18日午後7時から「としま区民センター7階会議室」で「櫻井ジャーナルトーク」を開催します。8月のテーマは「トランプ暗殺未遂の背景と影響」、10月のテーマは「米英金融帝国は逆襲できるのか?」を予定しています。予約受付はいずれも8月1日午前9時からですので、興味のある方は東京琉球館までEメールで連絡してください。 東京琉球館 http://dotouch.cocolog-nifty.com/ 住所:東京都豊島区駒込2-17-8 Eメール:makato@luna.zaq.jp 大統領候補のドナルド・トランプがペンシルベニア州バトラーで演説中に銃撃され、1発がトランプの右耳を掠めているのですが、その直前にトランプは頭を少し右へ回しているので、それがなければ後頭部は吹き飛ばされていたと見られています。その際、集会の参加者ひとりが殺され、ふたりが重傷を負いました。 狙撃したのはトーマス・マシュー・クルックスなる人物で、AR-15半自動ライフルを使ったようですが、銃声の分析から複数の銃から発射されていることが判明したとされています。ひとつはクルックスのライフルでしょうが、残りは警察やシークレット・サービスなのか、別の狙撃犯がいたのかは不明です。クルックスはその場で射殺されました。 トランプを狙った人物がクルックスだけだったとしても、ある程度の期間、銃の専門家から訓練を受け、精度を上げるためにゼロイン調整を慎重に行なっていたはずだとされています。つまり、クルックスには支援者がいたはずで、彼が単独で事件を起こしたとは考えられていません。 この暗殺未遂事件では、シークレット・サービスが現場を事前に必要な調査を行なっていない上、当日の警備体制にも問題があったと指摘されています。複数の観衆がライフルを手に屋根の上へ登る不審者を目撃し、警官などに知らせているのですが、適切な対応をしなかったようです。 銃撃された2日後、7月15日に共和党の全国大会でJ. D. バンス上院議員が副大統領候補に正式指名されましたが、この人物はウクライナで行なっているロシアを相手にした戦争に反対している数少ない議員のひとりで、ネオコンには嫌われているようです。ただ、バンスのスポンサーはCIAと関係が深いと言われ、あまり期待しない方が良いと言われています。 トランプが急死に一生を得て、ウクライナでの戦争に反対してきたバンスが副大統領に選ばれたことから、11月に予定されている大統領選挙では副大統領の時代からロシアとの戦争に向かって突き進んできた現職のジョー・バイデン大統領と戦争にブレーキをかけると期待されているトランプ前大統領との対決という構図になりそうでした。 しかし、バイデンは7月17日にCOVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)の陽性反応を示したとして公の席から姿を消します。そして7月21日にはバイデンが次期大統領の候補者選びレースから離脱すると発表され、バイデンはカマラ・ハリス副大統領を民主党の新大統領候補として支持したと伝えられました。 バイデンはパーキンソン病に伴う認知症で大統領としての職務を果たせる状態だとは思えず、民主党の内部にも早く辞めることを願う人が少なくありませんが、任期は半年残っています。ネオコンを中心とする好戦派はその間に勝負をかけてくる可能性も否定できません。 こうした好戦派の背後にはシティやウォール街を拠点とする金融資本が存在しています。軍事産業、インターネット産業、有力メディア、さまざまなビジネスは金融資本の配下にあるのです。その金融資本は19世紀に中国(清)を征服して富を奪おうとしてアヘン戦争を仕掛け、海軍力で海運を支配しましたが、内陸部を制圧することはできませんでした。イギリスに代わって地上部隊を送り込んだのは日本にほかなりません。その一方、ロシアとドイツを戦わせ、共倒れにさせようともしていました。 その長期戦略は現在も生きているようです。米英金融帝国の支配体制は揺らいでいますが、彼らは諦めず、逆襲しようとしているはずです。そうした意味でも11月のアメリカ大統領選挙は大きな意味があると言えるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.25 00:00:05
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