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紺洲堂の文化的生活

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カテゴリ:美術
東山魁夷記念館に行った後は、東京都現代美術館の内覧会へ。

今回は
「転換期の作法 ポーランド チェコ、スロヴァキア、ハンガリーの現代美術」

「MOTアニュアル2006 No Border-「日本画」から/「日本画」へ」

の2点です。

MOTアニュアルは、毎年、東京都現代美術館が若手作家の紹介をメインに開いている企画展です。昨年は、「MOTアニュアル2005 愛と孤独、そして笑い 展」で、様々な衣装・メイクで別人になるセルフポートレートの連作で有名な澤田知子さんらが出品しておりました。今回は日本画です。


会場に着きますと、まあいつものとおりの内覧会風景。
F1000079.jpg

しばらく「転換期の作法」を見ますと、レセプションが開催されるということで、中央ホールに。

主催者の挨拶と今回のMOTアニュアルに出品される若手日本画家の皆さんのコメントがあり、いつものように立食スタイルの懇談です。ちょっとワインでも飲みながら、サンドイッチなどをつまむ、といったかんじです。

やはり、こういう場ですと業界の方がおおいようで、あちらこちらで顔見知りの挨拶が続きます。知り合いのいない私のような一般人は、また展示会場に戻ることに。

ちょっと時間が無かったので、「転換期の作法」しか見られませんでした。

東欧の作家を紹介するという機会は、なかなかないかもしれません。意欲的な企画であると思います。映像作品が多いので、鑑賞予定時間は多めに見ておいた方が良いでしょう。

映像作品の中では、アルトゥール・ジミェフスキの「歌のレッスン1」「我らの歌集」が印象的でした。歌のレッスン1は、耳の聞こえない若者たちが聖歌を歌うのですが、独特の響きの不思議さがあります。「我らの歌集」はイスラエルに移住したポーランドの老人たちに故郷の歌を歌ってもらうという内容。
お年寄りの、ちょっとぼけた遠い過去から再生される歌に、歴史の重み(ポーランドのユダヤ人の歴史)と人の記憶が感じられます。


今回の展覧会の目玉は、なんと言っても、展覧会ポスターの題材にもなった「重力倍増スーツ」のラクネル・アンタルでしょう。これ以外にも、一風変わった筋トレマシーン(よくジムに置いてあるような)があるのですが、これが面白いのです。

 例えば荷車を引いたり、壁を塗ったり、のこぎりで木を切ったりといったエクササイズ。これにはフハッと来ましたね。

 単なる「お遊び」道具ではないのです。

 どれもこれも、本来ならば人間が生きていくうえで必要であった労働でした。それが機械化・近代化によって不要になってしまった。つまり、もはや単純作業をしなくても、機械が代わってくれるのです。

 ところが、どうでしょうか。それで浮いた時間で、私たちはジムに行き、運動し、汗を流している。それなら、始めから壁を塗ったり台車を転がしたりしていたほうがいいんじゃないか、と。

 皮肉ですね。その皮肉が、トレーニングマシーンにも投影されている。しかも、それは見学者が触って、体験できるようになっているわけです。

 壁に、作家からのコメントが書いてあるので、ひととおり遊んでから読んでみて下さい。


 さて、このメインである「重力倍増スーツ」ですが、一人で装着することが出来ません。毎週日曜日に、人数限定で着られるようになっています。着たい人はチェックしてください。

ちなみに、私は着てみました。
aa2.jpg

思ったよりも重いのですが、動けないほど重いわけでもない。ところが、動こうとすると、思いがけない抵抗にあいます。特に、ポスターのような姿勢をとると、かなりのエクササイズ効果があり、きっと二の腕の引き締めなどの効果があるでしょう。実際に着てみてわかることもあります。

着たところがミシュランのキャラクターに似ているのがご愛嬌。
思いがけず楽しめる作品でした。





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Last updated  2006.02.13 00:41:45
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