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カテゴリ:Movies
小さき勇者たち~ガメラ~ スペシャル・エディション この作品、単なる怪獣映画と思ったら大間違いです。 迫力ある格闘シーンを望んではいけません。 何せ、カメですから。 どこぞの「壊してナンボ」的破壊感も味わえません。 元々ガメラって、そういう類にはカテゴられませんし。 ゴジラにしてもそうだけど、60年代の怪獣映画は、ちっとも娯楽作品じゃないんですよね。 どちらかというと社会派で、環境問題をひたすらに訴えていました。 当時の日本は公害大国で、主役の怪獣たちはその悲劇の産物だったりするわけです。 もしくは、放射能汚染の被害者であったり。 ゴジラはまさしく放射能のパターンで、芹沢博士がオキシジェンデストロイヤの投入を決断するシーンなんか、ScienceとArt(人間の所業)について深く考えさせられます。 今回のガメラはそういった社会問題を主題にはしていないんですが、深い感動が確かにあります。 私はこれを体調不良の病床で観たのですが、鼻をかむ以上にティッシュを使ってしまいました。 個人的なことですが、最近始めたアクアリウムで、その飼育を魚にしようかカメにしようかって、実は真剣に悩みました。 けど、私が飼うカメが空を飛ぶはずもなく、またそれに「トト」なんて名付けたら自分がかなり危なくなりそうなんで魚にしたんです。 でも、いつかゆとりができたらカメの飼育もするかもしれません。 この映画は、いつ観ても得られるものにそう大差はないと思います。 ただお願いしたいのは、できるかぎり「ながら」的鑑賞は控えて欲しいってこと。 確かに全体として深い感動のあるいい作品なんですが、やはり大人としてはちょっと退屈に思えるシーンもないことはないんです。 たとえそういうシーンがあっても、決してあくびなどせずにご覧ください。 そうそう、今までガメラを全く観たことがない人にも、この作品は問題なく楽しめますよ。 ご心配なく! そして、もし旧シリーズを観ている人ならば、「おぉ!」と感じる場面もチラホラ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年12月11日 13時55分57秒
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