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カテゴリ:コレクション
7年前に母が亡くなり、その後実家の整理をした時、遺品の中から持ち帰ったものである。
「第18回オリンピック競技大会記念」と書かれたカバーの中におさまった記念組み合わせ切手だ。 切手の額面は5枚で135円分。裏を見ると定価140円とある。 上は「東京オリンピック第2回募金シール」で、東京オリンピック資金財団が募金を募っていたようである。 綺麗な形で残っていたので兄たちの了解を得て私がもらってきた。 この東京オリンピックから57年。1年延期されたものの4ヶ月後に迫っている。 政治家達が口を揃えて「完全な形で開催する」ことは到底不可能だ。 募金シールのの6つ合わさった三角形のまわりには、オリンピックの祝勝歌を作った古代ギリシャの詩人ピンダロスの詩の一節がギリシャ語で書かれている。 それは、「多くの神々に献げ物をしつつ」という意味だそうだ。 考えてみると近年のオリンピックの金至上主義は、そこから随分かけ離れたところに来てしまったような気がしないでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 8, 2021 10:10:04 PM
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