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ようやく帰還することができましたけれど、まだ、大気圏の中かもしれません。地上に着地できることを願って再開します。
今日の宇宙画像は、見る人を魅了する惑星状星雲のキャッツアイです。 しばらくの間コンピュータの故障とプログラムの作成で休載していましたが、休養十分な体勢?で再開いたしました。 休んでいた間の宇宙画像などについては、惑星テラ見聞録のオリジナル編成で追いかけて取り上げたいと思っています。 今日からトップページも新装して各項目に移動しやすい編成にしてみました。 ついでに殴り書きのページも新設しましたので、このコメント欄では差し障りの無い言葉にするつもりですが、勢いがあまった際には読み流してください。 それでは、これからも愛想を尽かすことの無いようにお付き合いいただきたくお願い申し上げます。 ![]() キャッツアイ星雲 Credit: NASA, ESA, HEIC, and The Hubble Heritage Team (STScI / (AURA) ) 天の川銀河の星々が点在する恒星間空間の向こう側を見つめると、地球から3000光年離れたところに魅惑的なキャッツアイ星雲が位置しています。 名高い惑星状星雲のキャッツアイ星雲(NGC 6543)は太陽のような星の人生で、短くて最終的であるけれどもまだ素晴らしい局面を示します。 一連の規則的な激動で外側の層を無視することによってこの星雲の滅びかけている中心星は、曖昧な同心の外形の単純な外側の模様を生じたかもしれません。 にもかかわらず、美しくてさらに複雑な内側の構造の構成は、今でもよく理解されていません。 この明らかに鮮明なハッブル宇宙望遠鏡画像に見られる本当の宇宙の目は、直径範囲が1光年の半分以上です。 もちろん、キャッツアイをじっと見つめる天文学者はたぶん、およそ50億年後に私たちの太陽自身が発展する局面に重ね合わせて、惑星状星雲に入るための運命付けられた姿を見ているのかもしれません。 滅びかけている星は、ガスと塵の幻想的な模様を生み出します。 NASAのハッブル宇宙望遠鏡のこの詳細な眺めで、キャッツアイ星雲は、映画の「指輪物語」で姿の見えない魔法使いサウローンの鋭い目のように見えます。 星雲は正式にNGC6543としてカタログに登録されていて、その姿はまさにJ.R.R.トールキン幻影登場人物と同じくらい計り知れません。 キャッツアイ星雲は最初に発見されるべき惑星状星雲でしたけれども、この星雲は広い宇宙で見られる星雲の中でももっとも複雑な星雲の一つです。 太陽のような星が穏やかに終焉に向かうときに、その星が外側のガスを放出して困惑と驚きを与える外形で明るい星雲の形を作ります。 1994年にハッブルは、最初に同心のガスの外層を含むNGC 6543の驚くほど複雑な構造について、高速ガスの噴射とガスの普通でない衝撃によって誘発された結び目を明らかにしました。 まるでキャッツアイ自身が十分に壮観でないかのように、ハッブルの調査のための先進カメラ(ACS)で撮ったこの新しい画像は、キャッツアイ周辺で11個を超える同心のリングの中心模様または外形の全面的な素晴らしさを現します。 各々の『リング』は、実際に空に投射されていると見られる球状泡の縁で、その外側の端に沿って明るく見えています。 観察は、星が一連の規則的な動きで1500年間隔でその質量を放出したことを示唆します。これらの激動は、塵外形を生み出して、それぞれは私たちの太陽系の中の惑星の全てが結合したのと同じくらい多くの質量を含みますが、それでもまだ私たちの太陽の質量の1パーセントだけです。 これらの同心の外形は、滅びかけている星の回りに階層化したタマネギの皮のような構造を作ります。ハッブルからの眺めは、タマネギを半分に切ったように見ることができ、各々の皮層を識別できます。 最近まで、惑星状星雲周辺のそのような外形が稀に見られる現象であったと考えられていました。 しかし、2004年4月に発表された論文の中では、これらのリングの構成が例外というよりも、むしろ規則的な傾向があることを代わりに示しました。 ほぼ1500年毎に繰り返している惑星状星雲周辺で見られる中心模様は、星の命の終わりに質量損失発現の予想を持たなかった天文学者に対して驚きを与えました。 いくつかの説明は、滅びかけている星の回りを旋回している伴星の活動および星の波動が、私たちの太陽の黒点周期と多少類似した磁気活動の周期を含むという提案が行われました。 同じ考え方を持つ別の見解は、物質が滑らかに星から放出されることで、外に流れ出る物質による波の形成に起因してリングが後で生み出されるということでした。 これらの見解と他の可能な説明のいずれに決定するにせよ、更なる観察とより理論上の研究が必要であることは明らかです。 およそ1,000年前、質量損失の模様は、突然、変わって、キャッツアイ星雲は曖昧な外形の内側で形をなし始めました。 この星雲は、その時以来広がり続け、1994年、1997年、2000年、2002年に撮ったハッブル画像を比較してさえ識別できるくらいです。 謎は、何がこの劇的な変化を引き起こしたかということです。 星がガスの外形を損失するように導かれる過程の多くの局面については、まだ研究も理論も不十分です。 キャッツアイのような惑星状星雲の研究は、太陽のような星の生涯についてこれからの数千年に関する情報を捜す出せる数少ない観察対象のひとつです。 今日の宇宙画像 2004年11月1日号へは、ここをクリックすると移動します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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