生き物の黄金郷
バスティンのダイアリー以前は庭の花やその花に来る野鳥や昆虫といったものを中心に描かれていました。ここ数年、犬や牛など動物も多く現れるようになり、昨日書いたブルーイグアナへと、ただ自分の傍にある自然から脱して自然破壊が進む世界の中で、残す努力をしている大きな施設や保護されている自然環境へと視野を広げています。ブルーイグアナのページの近くに淡いパステル調のぺージがあります。よくみるとそこには根を土の上に出している植物とカニや貝が描かれていて、目をひくブルーのサンゴ礁?と思われるようなものをついばむ小鳥サンゴ礁と思えたのは色のせいで、よくよくみると、それは漁につかう網でした。このページが海の干潟のような場所を現わしていることが解ります。生き物の黄金郷 エルドラドバスティンのメッセージにはそう書かれています。このページはマングローブに囲まれたサンゴ礁を描いたものだったのです。アオサギ、さえずる鳥、蝶々、トンボ、カニ、そして小さなエビ、マングローブの干潟には多くの生き物が居場所をみつけています。漁師が捨てた網すらも、彼らにとっては絶好の暮らしの場になっています。描いたこの場所は以前は砂と泥がないサンゴ礁で、他には何もなかったそうです。それが岸から吹く風がゆっくりサンゴの上に地面を作りそのあとに強い海藻とマングローブのわき枝が伸びて・・・マングローブの木は真水と塩水の混ざりあうところで育ち、そして海岸の浸食をとめます。マングローブのわき枝の間にはさんごの砂が溜まり、さらにココナッツを洗う時や洗ったゴミ、魚の網、くつ、瓶、それらを洗った砂が植物を助けるそうです。そしてカニやエビがそこで暮らし始める・・・その暮らしを優しく描いたページでした。マングローブと聞いて思い出したことはスマトラ沖の地震の津波被害のあと、東南アジア諸国でマングローブの森の再生が行われているという話マングローブの説明のページに飛んで頂けたら、津波の防波堤にもなるという解説が出ています。日本では奄美大島がマングローブの北限バスティンはどこでこのマングローブのエルドラードを見たのでしょう?外は雪もう何回目の雪か?なんて数えられないほど今年のここは雪国です。雨に変わる予報を信じて、自然に雨が雪を溶かしてくれるのを待ちます。ひたすら作ります。順番を間違えることもなくなりました。数値を確認することもありません。黙々と何も考えることはなく0.5ミリの差を許さず、目と手で確認して作り続けます。集中力だけ鍛えている・・・そんな感じ頭が四角になってきています。丸を忘れていそうな気がするので、次は○へ!