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第20回 関東甲信越地区中学・高校秋季ディベート大会にて 即興部門の主審コメントより ・即興に参加するのは勇気あり(ディベートの難易度が高い) ・(ディベート甲子園の様に)資料・数値を使えないのはディベートが難かしい ・審判(ジャッジ)を説得する方法は、自分達(ディベーター)の力で探す必要あり ・リアリティがある議論は、主張を支える度合いが高い(強い) ・経験、数字、(具体的な)例は強い場合が多い 今回の議論で難かしかったのは、 ・ディベーターは中高生であり、車を運転したことがない ・車がない場合(自分で運転できない場合)、不便さが大きいのは、都市部ではなく、郊外だと思われる (今回参加のディベーターは首都圏の中高生) ここからは、自分の感想と予選の試合で述べたこと: 最近、(実際には大会直前のテレビ番組でも)高齢ドライバーの運転や事故に関する番組は多く見られる。その中で、規制や対応の強化が必要と感じられる・論じられる一方で、ディベートの論題(特にディベート甲子園)では「日本は高齢者による自動車と原付の運転を禁止すべきである。是か非か。」と、現実社会に対し、(論題=肯定側プランでは)一律かつ強い行動が求められる。 例えば、テレビの番組で、ベテラン・ドライバーにインタビューをすると、今後も大丈夫な理由に、「これまで大丈夫だったから」「自分だけは大丈夫」と言ったコメントをされる方も少なくない。(個人的にはこの様なコメントには不安を感じる)実際に事故は起きている訳で、今回の論題を採択すれば、事故はゼロになるというメリットは生じる。一方で、交通の便が悪い場所に住んでいる方や、安全運転を行い、自分の健康や判断力を慎重に考えて、生活に車を利用している人に対しては、「一律に」禁止した場合にはデメリットが生じるであろう。この論題、ディベートにおいて重要な点の一つは「一律に」禁止という点である。 現実社会で論じられている対応作は、一律での禁止ではなく、段階的なものや、更新の期間の短期可(頻度の向上)、検査の厳格化なので、論題(=肯定側プラン)と比較することにより、メリットであれば重要性や内因性、デメリットであれば深刻性や発生過程を明確にしたい。
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最終更新日
2016.12.08 13:02:42
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