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その日本人の友達ともちょっと…あった。
友達の一人に相談を受けていたのだ。ある人が彼女の気の障る事を言ったそうだ。いや、彼女に言ったのではなく大勢の中で発言したのだ。発言は彼女一人に向けられたものではなく、しかも彼女の事を直接揶揄したものでもない。まあC猫から見てもその言葉は良くないと思うのだ。 しかし、C猫が理解できないのはその一言でその男性の事を罰しようという彼女の姿勢なのだ。 確かに腹が立つことではある。でもその一言で全てを許せないほどその人を嫌う事はないと思うのである。 彼女の不利益になるのにその事である団体を去ろうとしているのだ。はっきり言って彼女の大損になるのに…。 C猫は思う。どうしてその男性に彼女はそれ程腹を立てるのか。どうしてその男性にそれ程いやな目にあわせられる事を許すのだと。 C猫はそっちの方がとっても気になる。C猫なら腹は立てても彼女のようにそこを去ったり抗議をあからさまにはしないと思う。力関係的に彼女に不利だし。 でも彼女はどうしても気がすまないのだ。もっと言えば抗議をすればその男性を黙らせる事が出来ると思っているのだ。でもそれは違う。 そう言う軽はずみな事を口にする人は沢山居るしそしてその人達全てを改心させ黙らせる事は出来ないのだ。 人を変えるという事はそれ程難しい事である。それにここはアメリカであり趣味の悪い軽口は結構大目にみられている。 でもたった一つ変えられる事がある。それは彼女のPerception(受け止め方)である。 どうしてこの事柄に過剰反応するのか。それにはきっととても良い理由があると思うのだ。この男性一人と彼女の問題ではなく過去の事柄に通じる事が…。 だからこの場はその一言で感情的な抗議をすると言う行動に出ず。どうして自分がこれほど腹が立つのかその理由、自分の内面を探ってみてはどうかと助言したのである。 彼女が求めていたのはそうだよね~酷いよね。そんな男粉砕しましょ、貴女は正しいという言葉だったと思うのだ。そしてその事を言う事はC猫にとってはとても簡単な事だ。 しかし、それでは問題は解決しないのだ。誰かが何か嫌な事を言う度にこの反応を示していては気持ちよく生きていけないし第一今回の事では明らかに損をするのは彼女である。 それを十分に考えた上の助言だった。がC猫の判断は間違っていて彼女はこの助言をハンドルするには気持ちの上で余裕がなく無理だったようなのである。 抗議をすれば彼女の気は済むかもしれない。いや、気は済まないだろう。彼女の思うような反応は得られないと思う。彼女の望みは彼を変える事である。だから気も済まないし、彼女の得にも全然ならない。 その男性がこのような発言を度々するようであれば又話しは別なのだが…。 とにかくC猫は彼女の事を心配し彼女の利益を考え最適の助言をしたつもりである。しかし気分はすっきりしない。 相談を受けた当初から一貫して変わっていないC猫の意見。前にも同じような事を言ったと思うのだが結局彼女は聞いてないのである。 人と言うのは自分の聞きたい事しか聞かないものである。2回目にメールをもらった時にはっきりと自覚した。最初の助言はほとんど頭に入っていないと。それもC猫のショックの一部である。 指摘したのはどうしてそう敵味方、黒と白と分けたがるのかという事。これはセラピストなら誰でも知っている症状の1つである。そしてC猫にもこの傾向があるし、C猫の甥っ子は本当にこの症状が顕著である。 猫夫は知り合って9年にもなるがこのこいつには頭にきたもう付き合いをやめると言うのを聞いた事がないし、そう言う心の持ち方がないようである。 結局良く分からないがその白黒、敵味方でC猫も選別されてしまい、遠ざけられたのかも知れない。 それって損だと思う。だってC猫は本当に彼女の事を心配しているし気の毒だと思っている。だからこの彼女の内側の問題を解決して、健康な幸せな毎日を送ってもらいたいと思っている。きっと同調してけし掛ける友達よりも彼女の事を分かっているし、健康な人間だと思う。 本気で同調する人は彼女と同じようなIssueを持った人だし、うわべだけ同調する人は彼女の事を本当に考えてない人だと思うからだ。 そう言うことで、セラピストAと電話で話してみた。今日のセッションで具合が悪いとき電話してくれて良いわよと言ってくれたので…。 彼女のBoudaryはとてもゆるくC猫は時々驚く。C猫ならクライアントとこのBoundaryを持つだろうか? これを書いている間に別の友達から電話があり新しい仕事が決まったそうだ。日本人を含む外国人の泣き所は永住権のサポートをしてくれる企業が自分を欲してくれるかどうかである。 C猫はアメリカ市民と結婚しているので永住権は自動的に持っているのでその事について心配はいらないがそうでない人達の苦労は結構聞いている。 そして本当にUnfairな事だと思うのだ。企業はもっと広い心で永住権のサポートを行うべきだと思う。 とにかく我友はこの優良企業を獲得したのである。C猫は彼女のためにとてもHappyである。 良い事もあれば悪い事もあるか…。でもC猫はC猫でしかない。自分を受け入れてくれる人と喜びや悩みを分かち合っていくしかないのだ。 きっと今は心が狭くなっている友もC猫の事を分ってくれると信じよう。 C猫は謝るつもりも仲直りを請う気持ちもない。自分に正直にやってFairだったと思うし彼女の事を心配しサポートする気持ちに変わりはないのだから…。 多分この先絶交とはっきり言われる事があっても多分この気持ちに変わりはないと思う。あくまで彼女をサポートする気持ちだし、きっとこれをそういう主旨の元にC猫が言っていると分る時が来るはずである。 まだ絶交されたわけでもないし。彼女が何かそれらしい事を言えば対応するだけでそれまでは普通に生活するのみである。 そう思っても結局不安にかられるのはC猫の問題の一部であるから例の花の美しさや素晴らしさが自分に似つかわしいと思えるように自分の自信を深めよう。 セラピーから帰ってきて髪を染めた。年中行事である。そしてマッサージでついたオイルを洗い流す。肌は適度に潤って気持ちがいい。 外は雨。 明日は晴れるだろうか。 November 9, 2005 6:40pm (EST) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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Nov 11, 2005 01:03:17 AM
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