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深夜の演劇も終演し、白馬栂池号は日本海から山岳ステージへと入って行く。
何度目かの寝返りをうち、車窓から薄明かりが射し込み始めた頃、事件は起こった。 いきなりの車内アナウンス。 何を言っているのかは解らないが、たぶん起きろと言っている。 腕に付けた時計に目をやると、まだ起きるには早すぎる様だ。 もうこうなると寝る事は出来ない。 カーテンを開け、車内に降りる。 別の場所では、昨夜の演劇の後に別のドラマが在った様だ。 「こいつの、イビキで寝られんかったで~。」 そんな会話が聞こえて来る。 列車の騒音を打ち負かすイビキとはいったい、どんなイビキ? ちょっと興味があるな。 支度を整え、ホームに降りる。うす曇りであるが、空気は美味しい。 黒姫到着、今日の宿は、焼ビプリンスホテル。 「うーむ、今から矢野(三上博)の気分じゃ~」 メンバーは、 「凍ってるね。」 を連呼していた。正直、恥ずかしかった。 黒姫に下りたら、在るはずのバスが無い。 「おいおい、バスが来て無いらしいぞ?」 そんな会話が聞こえて来た。 「しょうがない、待合室にいようか。」 みんなが、ゾロソロと移動を始めた時。 メンバーが叫んだ! 「おい、ストーブがついてないぞ・・・。」 「お客沈黙」 深夜の列車から一転、寒風吹きサラす駅の構内に・・。 ドコにいても寒い。まだ待合室にいるのがマシだが、椅子が凍り付く程 冷たくなっている。座る気がしない。暖かいスープが欲しい。 バスを待っている間、車掌の顔が目に浮かんでは消えて行った。 それからバスに乗る間の記憶が無いのは、よほど辛かったからだろうか・・・・? バスに揺られていたのが、最後の記憶だ。 次回は、スキー場編、オリンピック? そして「お笑い四天王」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月08日 13時49分31秒
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