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カテゴリ:本
言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) [ 橘玲 ] 面白いです。 確かに、「言ってはいけない」 でも、おためごかしというか、 日本は、「言ってはいけない」ことがたくさんあって、 どこにも行けなくなっている気がします。 先日ちょっと触れた、 大学進学の件もそうなんですけどね。 この中には、 「遺伝にまつわる語られざるタブー」なんていうのがあります。 『「頭がよくなる」とはどういうことか』とかね 「美貌格差」とか 後、家庭教育が、どの程度子供に影響を与えるかとかいう事にも触れられています。 厄介なのは、 今の日本には、様々な利益団体があって、 それに応じて、 その団体に「都合の良い真実」を垂れ流します。 でも、それとは別に、 「残酷すぎる真実」がある。 例えば、知能はある程度遺伝しますが、 それを認めてしまう事は やはり「残酷」なんですね。 自分の子供を見て、 「あ~、この子は自分に似てバカなんだ」とは うすうす気づいているのですが、 なんかそこで諦めて、「勉強なんてするな」というのは、 なんだか親として、冷たい気がします。 因みに、この本の中には 一般知能の遺伝率は77%とあります(p214) 逆に言うと、そういう親の申し訳なさに付け込んで、 教育産業が潤うのですね。 真実は別のところにあるのだが、 それが不都合であるばかりに異なった「真実」が提示され、 本当にそれを信じてしまう人もいるということです。 そういう意味では、 一定の制約で「言ってはいけない」ことになっているものを 敢えていう事で、みんなで考えましょうという話ですね。 途中で残酷な結果が出ても、 その前に進まないといけません。 どのみち、この後の世の中は激変するのです。 思い切って、「残酷すぎる真実」と対峙しましょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.13 10:41:58
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