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テーマ:地熱発電を語ろう!(11)
カテゴリ:地熱発電
先日の日記で疑問に思っていた、九州電力の地熱発電の
取組みについて、本日回答が来ました。 九州電力です。 お問い合わせいただいた内容: お世話になります。 ひとつ質問なんですが、大分では八丁原発電所など、鹿児島も数箇所の 地熱発電所がありますが、今後の増設計画やバイナリー発電の進行状況 など教えてください。 また熱源の豊富な熊本県で地熱発電がなぜ進まないのか? 公園法や温泉事業者の反対以外に何がネックなのか? 教えて頂けますか? お問い合わせに対する回答: ご質問ありがとうございます。 鹿児島県霧島市において地熱発電開発の可能性について調査を していますが、具体的な発電所の建設計画には至っておりません。 バイナリー発電については、平成18年より八丁原発電所にて 2000KWの設備を運転開始しております。 また、来年度より当社山川発電所にて250KWの小規模のバイナリー 発電設備の実証研究を行うことにて計画中です。 熊本県においては、国による地熱開発調査が実施されており、 小国・阿蘇山周辺で有望な熱源が確認されましたが、国立公園内に あること、温泉業者の理解が得られなかったことなどから企業による 調査・開発が進んでおりません。 地熱発電が進まない理由ですが、 1)公園法による開発規制があること 2)地熱開発地点付近の温泉業者の方の理解が必要なこと 3)開発リスクが大きいこと の3つが上げられます。 地熱発電は開発に長い期間と多額の費用が必要になりますが、 発電できる量は地下の資源量によって決まり、大規模とはなりません。 地熱資源の調査・開発のリスクが非常に大きく慎重に進める必要があります。 これらの理由により地熱開発が進んでいませんが、当社としては 国産エネルギーの有効活用、地球温暖化対策等を踏まえ、今後も、 技術面、経済性及び立地環境面等を総合的に勘案して、積極的に開発・導入を 推進することとしています。 以上です。 本年、公園法の改正が行なわれ、地熱探査のための井戸掘削の補助金が 大幅に増額することが決まってます。 しかし、そのことには触れられてませんねぇ~ ローカルエネルギーとして送電ロスの削減、そして安全性が担保できる 発電システムですから、国や自治体、そして地域住民の皆さんの 理解が更に深まればと思います。 また、大分県の八丁原(地熱)発電所の発電コストが、7円KW/Hに 大きく改善しました。 この数値は、どの発電方法より安いものなのです。 もう少し、突っ込んだ内容が欲しかったけど、やはり原発を優先する 思想なんかなぁ? 民間とは言え、準役所ですからねぇ~ 動きが遅いか。。。 しかし、世論が日本を動かします! 諦めず言い続けます! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.21 17:26:34
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