第三の視点

光一：「羊飼い」はね。

影夫：うん。

光一：「地球は俺たちのものだ」と考えているわけだろ。

影夫：お前の「説」だとな。

光一：最初は「十戒を守るユダヤ人だけが救われる」って教えだったんだけどね。

影夫：うん。

光一：それじゃあ「世界を動かす」ことができないわけだよ。

影夫：世界的ではないわな。

光一：そこで「イエス・キリストを信じる者は、すべて救われる」という風に変えちゃったんだよ。

影夫：人種を問わないということは、「誰でも救われる」ってことだよな。

光一：でも、それも失敗するんだ。

影夫：そこで「経済教」がでてくるわけね。

光一：日本は「経済教に改宗できた」んで「イラク」もできると「アメリカ」は考えたわけね。

影夫：「イスラムは改宗できなかった」か。

光一：結局、今反乱を起こしている中東の国々は、思想的に改宗できなかったんで、武力で抑えていたわけだろ。

影夫：今、中東が一番の「注目」だな。