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愛犬と下町のブログ

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2022-0110ルビーとピエロ

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2024.02.21
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*一千万円!?

鞠子は自宅で座ってケイタイを右手で持ちながら、左手で洗濯物をたたんでいる。近づいてきたチワワがたたまれていた靴下を加えようとしていた。

「だめよ。ダメダメ」

 ケイタイの相手の裕子の声がした。

 

「ダメなの?」

 靴下を取り上げながら鞠子は

「何のこと?」

「旅行のことよ。ねェ、いいでしょう?」

「別に私に聞かなくたって。でも誰といくの?」

「初めての一人旅」

「えーっ」

「それは大丈夫。はじめは一人でも向こうに行けば沢山いるの」

「ああ、団体旅行ね」

「あのねェ、もう少しオシャレな呼び方あるでしょ」 

「はぁ?」

「一千万円もかかるんだから」

 鞠子はギョッとした顔になる。ケイタイの  向こうでピンポーンと鳴った。

 裕子の自宅は二階。裕子は二階の玄関を開けながらケイタイを切った。

 ドアを開けると宅急便屋がお辞儀をした。

「お兄さん、ありがとうねェ」

 何束もの段ボールを宅急便屋が持っている。

「他にもあるんですけど、持ってきていいんですか?」

「お願い」

「お引っ越しですか?」

「昔の私とお別れするの」

「えっ?」

「いやねぇ。離婚じゃないわよ」

 裕子ははしゃいだ。まるで子どものようだった。






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最終更新日  2024.02.21 04:21:53
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