|
テーマ:平和への祈り(104)
カテゴリ:常幸院
旧下部町(現在の身延町)の母体だった富里村。
幾多の戦争に多くの若者が戦地に赴き、そして帰ってきませんでした。 1969年、住民有志は当時の村長を発行者として、戦没者の生い立ちや人柄、エピソードなども記した名簿を作りあげます。 それは「殉国散華芳魂録」と名付けられ、五条ヶ丘の常幸院に納められました。 常幸院では、「殉国散華芳魂録」が発行された9月23日、戦没者の追悼法要と平和を考える学習会を開催します。 「はっちゃんの沖縄戦」の著者・高野裕さん(旧下部町出身)は地元の小学校で教鞭をとった後、甲府市立池田小学校に校長として赴任しました。 池田小の明治の終わりごろの校長先生は、沖縄の女子教育に尽力した八巻太一です。 そのご縁で、沖縄在住の「はっちゃん」こと上原はつ子さん(93歳)から沖縄戦のお話を聞くことになった高野さん。 はっちゃんの情熱と、あまり知られていない真の沖縄戦の実態に心を動かされ、綿密な取材を重ねて、小学校の先生らしい易しい語り口の『はっちゃんの沖縄戦~「忘(わし)らんで!」いのちの叫びに衝き動かされて』を出版しました。 学習会に先立ち常幸院では、高野さんのアドバイスで、亡くなった場所がわかる129人の戦没者の、戦没年月日と場所をデータ化し、地図に落とし込みました。 この地図は私たちに何を語りかけてくれるのでしょうか? (曹洞宗 金龍山 常幸院 深山光信住職) 「平和を考える学習会」は常幸院にて9月23日(祝)午前10時から開催。 無料でどなたでも参加できます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.09.13 06:00:10
コメント(0) | コメントを書く
[常幸院] カテゴリの最新記事
|