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カテゴリ:古谷 剛彦
先週のセレクトセールに続き、今週は新ひだか町静内で北海道市場・セレクションセールが火、水に行われました。火曜の夜中は雷が轟き、雨もひどく、水曜の展示は中止に。今年から設けられた外のパレードリンクで周回させた後、中のパレードリンクからセリ会場を通って出口へ。これを順番通り進めていきましたが、荒木正博組合長も話していましたが、意外に好評だった様子。もちろん、普通に比較展示ができるに越したことはありませんが、臨機応変に対応できた点は評価したいと思います。
さて、結果は馬市ドットコムを参照して頂きたいのですが、選抜した割には厳しい数字となり、特に1歳市場は前半のセリにかなり時間が掛かり、途中から巻いたりしたもののグリーンチャンネル放送中には全て終わらず、セリ終了は午後7時20分頃に。ここ数年はリザーブ方式を取っているんですが、これがセレクトセールのようにスムーズに行かない状況が続いています。オークショニアの意見を聞きたいところではありますが、セレクトのようにオークショニアが「○○円から参ります」と始めれば、リザーブ価格との差がそれほどない状況からスタートでき、上げる時間も短縮できるはずだと思うのですが…。 (好馬体を誇ったトーセンジョウオーの全妹、1210万円で落札されました) 当歳市場は、1歳より頭数も少なかったし、前日の反省も踏まえて早く終わりましたが、そもそも申し込み頭数が少なく、はじいた数が少なかったこともあり、セレクションしたとは言っても疑問の残る状況。その割には健闘の数字だったかな、と思いました。その立役者となったのは、何と言ってもカワカミプリンセスの全弟、タカノセクレタリーの2008でしたが、ダーレージャパン(株)が6050万円で落札されました。 「過去は欠場馬が多いなどの批判も浴びましたが、今回は13頭と全体の5%の欠場で、セールへの生産者の意気込みを感じました。1歳は競りの時間が掛かりすぎ、バイヤーや生産者にご迷惑をお掛けした点もあり、反省材料として根本から勉強し直し、より良いセールにしていきたいと思います」 と、荒木組合長は総括されていました。HBAサマーセールは、8月18日から22日までの5日間行われます。ロングランではありますが、目が慣れてくる4日目ぐらいから、ほとんどが良い馬に見えてくる症状になってきます。その辺りを気をつけながら、次回のセールも楽しみにしていきたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月26日 16時00分44秒
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