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カテゴリ:古谷 剛彦
今週を持って、3日間×4週に渡ってお送りしたスクランブルナイトが終了しました。ホッカイドウ競馬では、地元重賞における2歳頂上決戦「第2回ブリーダーズゴールドジュニアC」がスクランブルナイトのフィナーレを飾りましたが、ワンダフルクエストが強い競馬で無傷の4連勝、そしてイノセントCに続いて重賞連覇を達成しました。
ワンダフルクエストは、06年セレクトセール当歳に上場された馬で、ノーザンファームが1500万円で落札しています。母のイクセプトフォーワンダは、カナダでダンススマートリーH(G3)を制しています。1歳時、少し背中が反り気味だったことで地方競馬からスタートすることになったそうですが、能検でも動きはそれほど目立つ馬ではなかっただけに、ここまで強くなるとは正直ビックリしました。今では背中にも肉がつき、全体のバランスも非常に良くなっています。 課題とすれば、1戦ごとに出遅れ度合いはましになっているとはいえ、スタートでしょう。最大目標はもちろん北海道2歳優駿(Jpn3)となりますが、そこでナサニエルと対決することになるでしょうし、今からワクワクしますね。 さて、先週の土曜日は地方競馬教養センターで、完成した坂路の竣工式が行われ、そちらに足を運びました。 ![]() (坂路入口でのテープカット) ![]() (坂路コース。敷材はウッドチップで全長は755mですが、上り坂は勾配3%300m+勾配5%70mです) ![]() (騎手候補生による走り初めの様子。キャンターでゆっくり上っていきました) ![]() (坂路コースを僕らも上りました) ![]() (頂上から下を見た感じ) 坂路竣工式の模様は、地全協HPにも掲載されています。美浦や栗東の坂路はもちろん、北海道やトレセン近隣の牧場の坂路に比べれば、坂路コースとしては正直言ってかなり物足りないもので、教養センターが掲げる「強い馬作り」のための調教施設とは程遠い印象は否めません。しかし、使用料の安さは魅力があり、休養馬の息を整えるための調教を行うなど、使い方1つだとは思います。 さて、今日の調教試験で、昨年の兵庫ジュニアグランプリで2着したタカラストーンが登場しました。 ![]() 1200mを貫禄の1分14秒5で1位入線(2位に1秒1差)でしたが、 「まだ動きが物足りないけど、一杯に追ってきたし、これで変わって欲しい」 と坂井英騎手。実績ある3歳馬が南関東に移籍してくる流れは、昨年辺りから結構目立ってきましたが、タカラストーンはB1格付けです。次開催の短距離戦を予定しているそうですが、楽しみにしたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月06日 08時37分03秒
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