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カテゴリ:古谷 剛彦
今週はHBAオータムセールが実施され、そこにホッカイドウ競馬の開催と、門別と静内の行き来の3日間でした。その中日だった21日(水)は、静内ロータリークラブ主催の応援バスツアーがあり、午後4時から静内ウエリトンホテルから出発するバスの中で、ぜひ予想などをしてあげて欲しいと前日のセリ場で言われたので、そのバスに乗って添乗員のような形で門別競馬の話をさせていただく経験をさせて頂きました。
こういったものが結構頻繁に行われていることを知り、日高全体が馬産地競馬を応援していっている現実に直面できたことは非常にありがたく思います。初めて競馬をされる方もいましたが、何とか楽しんで頂けたようで、喋った方としてはホッとしております さて、22日(木)は2歳牝馬のダートグレード「第12回エーデルワイス賞」が行われましたが、1000人を超えるファンが詰めかけ、武豊騎手とのコンビを組んだホッカイドウ競馬のオノユウが、スムーズなレース運びで直線も力強く抜け出し、重賞連覇を果たしました。ウィナーズサークルでも多くのファンが囲み、1日の盛り上がりを見せたことに、関係者として非常にありがたく思った次第です。 武豊騎手は、今年の門別競馬では7戦4勝、2着3回と連対率10割を誇ります。この日は500万交流でスーパーマークンに騎乗し、JBCスプリントに出走するミスティックダイヤを外から難なく差し切るなど2戦2勝。このコースとの相性の良さは凄いと思います。 この後、オノユウは中1週ながらも北海道2歳優駿を目指すことになりますが、当日の交流戦で武豊騎手が騎乗する予定があり、再び武豊-オノユウのコンビが実現しそうです。 そして、今週はオータムセールが行われましたが、19日の当歳は上場頭数89頭(牡65頭、牝24頭)に対し、売却頭数11頭(牡8頭、牝3頭)。売却率12.36%、売上総額6478万5000円(後も全て税込)、平均価格588万9545円でした。 上場頭数の少なさに加え、競りで声も掛からない状況から、あっさり終わってしまいました。今後の当歳市場については、 「セレクションセールのやり方も含め、色々と検討していかなければいけない」 とHBAの荒木正博組合長も厳しい表情を浮かべておりました。しかし、2日目以降の1歳市場は活気あるセールとなり、4日間とも前年比アップとなりました。4日間総合の上場頭数は773頭(牡330頭、牝443頭)に対し、売却頭数は346頭(牡175頭、牝171頭)。売却率44.76%、売上総額9億5340万円、平均価格275万5491円という成績でした。 「1年間のセールにおける目標を約43億円に置いていましたが、49億を超え、昨年との比較でも微増と、この景気状況を考えれば健闘と言えるのではないでしょうか。セレクトセールやセレクションセールの状況からも当歳から1歳へ購買者がシフトしている印象を受けるし、そういったことが1歳市場の好調につながったと言えます。来年に向けて、当歳市場を含めた課題など多く残った面もありますが、これから色々と検討しつつ、購買者の方々に満足して頂ける市場にしていきたいと思います」 と荒木組合長も振り返っていました。来週は繁殖馬セール(主催・ジェイエス)が行われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月24日 09時13分18秒
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