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カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。
東京盃とレディスプレリュード取材のため東京滞在中です。東京盃当日の大井競馬場ではJBC盛岡応援団長・ふじポン登場のイベント『JBC2014盛岡PRキャラバン』や『11月3日はJBC2014盛岡開催! JBC盛岡開催記念』の冠を付けたレースも行われまして、あと一ヶ月に迫るJBCのPRで盛り上がりました。 ★楽天競馬プレゼンツJBC2014盛岡PRキャラバン。ご参加ありがとうございました! 「Road to JBC」の東京盃はJRA・ノーザンリバーが優勝。重賞5勝目、JpnIIは2勝目。JBCスプリントの有力馬として、昨年のクラスターカップ3着以来の盛岡に向かう事になるでしょう。 同じくレディスプレリュード。こちらはワイルドフラッパーが3つめの重賞タイトルを獲得。この馬もまたJBCレディスクラシックに向かうと思われます。 このノーザンリバー・ワイルドフラッパーの鞍上はどちらも蛯名正義騎手でした。2日連続重賞V、それも2日続けてGI切符を手に入れる勝利。表彰式では素晴らしい笑顔を見せていた蛯名騎手ですが、JBC盛岡でも同じような笑顔を見る事ができるのでしょうか? これで「Road to JBC」のグレードレース3戦が終わり、ノーザンリバー、ワイルドフラッパー、そして日本テレビ盃を制したクリソライトの3頭がJBCに向け名乗りを挙げました。残る一戦は10月13日・マイルチャンピオンシップ南部杯。「JBC最終切符」を手に入れるのは果たしてどの馬になるのか?に注目です。 一方、盛岡競馬場でも先週、「JBCチャレンジウィーク」と銘打った重賞群が開催されました。 ★栗駒賞/優勝ランドオウジ まず27日土曜日。「JBCスプリントチャレンジ競走」の栗駒賞は1番人気のランドオウジが人気に応えて優勝しました。盛岡ダート1200mの重賞はこれで2勝目。マイルの重賞でも好走していますがどちらかと言えば短距離の方により高い適性でありより強いレースぶりを見せており、今年のクラスターカップの結果を見ても地方馬の中では上位を期待していいでしょう。 ★絆カップ優勝/コミュニティ 28日の日曜日に行われた「JBCクラシックチャレンジ競走」絆カップ。こちらも勝ったのは1番人気のコミュニティでした。同馬はこれで青藍賞・絆カップと重賞2連勝。これだけの成績なら“古馬戦線でも上位の存在”だと文句なしに言う事ができますし、なによりみちのく大賞典の落馬競走中止で狂いかけた、いやいったんは狂った歯車がこれで元に戻り、再び軌道に乗った・・・となれば、この勝利は単に“重賞連勝”という以上の価値があるのではないでしょうか。 ★OROカップディスタフ優勝/コウギョウデジタル 29日・月曜日に行われたOROカップディスタフ。「JBCレディスクラシックチャレンジ競走」となるこのレースも1番人気コウギョウデジタルが制しています。 今回のコウギョウデジタルは絶好調とまでは言えない状態での戦い。しかしそれでも地元馬同士なら負けるわけにはいかない・・・と根性で他馬をねじ伏せた走りは、この馬の強さを再確認させてくれるのに十分でしたし、これまでとはまた違った種類の“強さ”を見せてくれたようにも思います。 盛岡で行われた「JBCチャレンジウィーク」の3重賞は、結果的には全て1番人気馬が制し、その顔ぶれもそれぞれの路線のトップと言っていい馬たちでした。 何度も書いている気がしますけども、「JBCチャレンジウィーク」はRoad to JBCのレース群とは違ってトライアルではありません。なのでランドオウジ・コミュニティ・コウギョウデジタルの3頭は出走権を得たわけではないのですが、しかし各路線の中でライバルたちの中から一歩リードしたのは間違いありません。みな順調にJBCまで辿り着いてほしいものです。 加えて、ランドオウジの主戦・村上忍騎手、コミュニティの主戦・山本政聡騎手、コウギョウデジタルの主戦・山本聡哉騎手はいずれも今の岩手のトップを争う騎手たちです。彼ら地元の騎手の活躍も当然期待したい所ですよね。 “地元のエース”と胸を張って良い鞍上であり馬です。JBCを観戦される全国のファンの皆さん、彼ら・彼女らの名前を覚えておいてください。お願いします。 ★村上忍騎手 ★山本聡哉騎手 ★山本政聡騎手(左)。右はOROカップを勝った坂口裕一騎手 そしてもうひとつの重賞、芝1700mの岩手県知事杯OROカップは岩手のシルクアーネストが優勝。このレースとしては6年ぶりの地元馬制覇となりました。 ★岩手県知事杯OROカップ優勝/シルクアーネスト シルクアーネストはこれが転入初戦、つい8月まではJRAの重賞でも走っていただけに“地元馬制覇“と威張るにはややためらいが無きにしもあらず・・・ですけど、岩手所属馬、地元馬なのは間違いなし。JBC当日にはオープンの芝重賞・秋嶺賞が行われますし、そこでもまた今回のようなパフォーマンスを見せてレースを盛り上げてほしいですね。 気になる“あの馬”の動向は?そう。ナムラタイタンです。8月頃のこのブログで「早ければ青藍賞、そうでなければ絆カップで復帰」という話を書きました。しかしその後の調整の進み具合がもうひとつで、青藍賞にも絆カップにも出走せずに終わっています。 マイルチャンピオンシップ南部杯の岩手所属先行馬の中にナムラタイタンの名前があるように、陣営は現時点では南部杯出走に向けて調整を進めています。ただ、最終追い切りを終えるまでは出否は決まらないのではないかと思います。 ここから先は周りで見ている立場としては陣営を、馬を信じるしかありません。少しでも良い仕上がりで登場してくれる事を願うばかりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年10月02日 23時29分01秒
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