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カテゴリ:竹之上 次男
土曜日担当は、園田競馬実況の竹之上次男です。
1月4日に兵庫県競馬組合、優秀競走馬選考会(選考委員15名)が行われ、最優秀牝馬に選ばれたトーコーヴィーナスが年代表馬に輝きました! 各部門の最優秀馬は下記の通りです。 ※昨年の年齢で表記しています。 ◆年代表馬 最優秀牝馬 トーコーヴィーナス(牝4・吉行龍穂厩舎) 馬主:森田藤治 戦績:12戦【5-4-1-2】 重賞:読売レディス杯(金沢) 1着 秋桜賞(笠松) 1着 レディスプレリュード(大井・Jpn2) 2着 『GRANDAME-JAPAN2016』古馬シーズン総合優勝 ◆最優秀2歳馬 マジックカーペット(牡2・田中範雄厩舎) 馬主:(株)グリーンファーム 戦績:3戦【3-0-0-0】 重賞:園田ジュニアカップ 1着 ◆最優秀3歳馬 ノブタイザン(牡3・新井隆太厩舎) 馬主:平野正行 戦績:5戦【1-1-0-3】 重賞:兵庫ダービー 1着 ◆最優秀4歳以上馬 エーシンクリアー(牡6・橋本忠明厩舎) 馬主:平井克彦 戦績:9戦【2-3-3-1】 重賞:兵庫大賞典 1着 イヌワシ賞(金沢) 1着 ◇特別優秀馬 アクロマティック(セ6・新子雅司厩舎) 馬主:野田善己 戦績:9戦【4-2-1-2】 重賞:梅見月杯(名古屋) 1着 名港盃(名古屋) 1着 エイシンニシパ(牡3・橋本忠男厩舎) 馬主:平井宏承 戦績:12戦【5-3-2-2】 重賞:MRO金賞(金沢) 1着 岐阜金賞(笠松) 1着 ランドクイーン(牝5・盛本信春厩舎) 馬主:山口敦広 戦績:12戦【4-2-0-6】 重賞:園田FCスプリント 1着 園田チャレンジカップ 1着 表彰式は1月19日(木)6レース終了後、園田競馬場西ウイナーズサークルで行われます。 それでは、各部門の投票結果もお伝えしましょう。 ◆最優秀2歳 15票満票☆マジックカーペット これは異論のないところ。無敗で、しかも『兵庫若駒賞』の勝ち馬ナチュラリーに完勝してのもので、当然の結果と言えます。 ◆最優秀3歳 6票☆ノブタイザン 5票 エイシンニシパ 4票 マイタイザン 『兵庫ダービー』を勝ったことが大きく評価され、ノブタイザンが選出されました。 選考委員の末席を汚すわたくしは、エイシンニシパに投票しましたが、惜しくも1票差で敗れてしまいました…。 ◆最優秀4歳以上馬 6票☆エーシンクリアー(決選8票) 6票 アクロマティック(決選7票) 2票 サウスウインド 1票 トーコーヴィーナス ここは決選投票にまでもつれる大混戦。結果は、エーシンクリアーが最優秀4歳以上馬となりました。 わたくしは『名古屋大賞典』で、JRA馬にも先着して5着だったことも含めてアクロマティックに投票しましたが、またしても敗れてしまいました…。 ただ、エーシンクリアーは『兵庫大賞典』でアクロマティックに9馬身差をつけて大楽勝もしていますし、兵庫県デビューというのも立派なこと。選ばれて当然とも思えます。 とにかく、甲乙つけがたかった選考でした。 ◆最優秀牝馬 14票☆トーコーヴィーナス 1票 タガノトリオンフ ここは満票かと思いきや、意外にもタガノトリオンフに1票。実際にトーコーヴィーナスに勝ったことはありましたが、実績面で劣ることは否めず、少し驚いた次第です。 それより、その後に代表馬となるトーコーヴィーナスが最優秀4歳以上馬も合わせて選ばれなかったことの方が不思議だったかも知れません。 兵庫県競馬組合では、牝馬は最優秀牝馬しか部門がないので、こういったねじれも発生します。 ただ、JRA賞でも2013年度に年度代表馬になったロードカナロアは、最優秀短距離馬に選ばれましたが、最優秀4歳以上牡馬ではオルフェーヴルが選ばれ、同馬は次点でした。 これを考えても決しておかしくはない選考だったとも考えられます。 さて、最優秀の中から選ぶ年代表馬、結果トーコーヴィーナスが選ばれるわけですが、内訳は以下の通りでした。 ◆代表馬 9票☆トーコーヴィーナス 5票 エーシンクリアー 1票 マジックカーペット 大差とは言えませんが、過半数は確保してトーコーヴィーナスが代表馬ということになりました(わたしもトーコーヴィーナスに投票)。 その後に、NARグランプリ2016、最優秀牝馬にも輝いたことが発表されました。 9月の『レディスプレリュード(Jpn2)』で2着同着となったことが大いに評価されたのです。 しかも同着の相手がジーワン馬ホワイトフーガ! 同馬が『JBCレディスクラシック(Jpn1)』を連覇したことから、さらに株を上げることにもなりました。 トーコーヴィーナスは、どちらかというと他地区での活躍の方が目立つ馬です。 強豪相手の方が、さらに力を発揮するタイプ。 5歳となった今年、代表馬の看板を背負って、どんなレースを見せてくれるのか楽しみにしましょう♪ 〓Weeklyトピックス〓 ★19日は園田QS 1月19日は『園田クイーンセレクション』が行われます! 明け3歳馬限定の重賞競走で、他地区との交流競走です。 出走予定馬はコチラ フルゲート12頭(他地区枠5頭) ・他地区 笠松 オパールノユメ 笠松 カサマツブライト 笠松 クマリ 笠松 ハリアー 名古屋 カツゲキマドンナ ・地元馬 スターレーン ローランドアイ チョウキャプテン センカンドインパクト アナザードア クールレオ バージンアンバー スダチチャン サダコチャン 地元のスターレーンはホッカイドウ競馬出身で、移籍後3戦1勝2着2回と安定した成績を残しています。距離の長短を問わず、どんなペースでも対応できるのが強み。 同じくホッカイドウ競馬から移籍してきたアナザードアも有力候補。移籍初戦の前走で、6番人気の低評価ながら、スターレーン以下を豪快に差し切ってみせました。連勝の可能性十分です。 地元デビューのセカンドインパクトは未勝利ながらも、重賞で3着が2回ある堅実派。大敗した前走の1700mから、今回の1400mに距離が短縮されて、巻き返しに期待がかかります。 同じく地元デビューのローランドアイは、4ヶ月の休み明けでも3着と好走した前走を叩いて臨む今回は、上積みが十分考えられます。 遠征馬では、笠松競馬から参戦するハリアーに注目。この時点で15戦と豊富なキャリアを持ち、強豪相手に闘ってきた強みが活きれば台頭しても不思議ではありません。 『園田クイーンセレクション』1月19日木曜日に行われます。 実況は、三宅アナウンサーです♪ ★池田敦騎手、遠征騎乗スタート! 金沢競馬所属の池田敦騎手が、昨年に続いて園田で期間限定騎乗を行います! すでに騎乗を始めていて、1月12日がその初日となりました。 この日は4鞍に騎乗して、すべて馬券には絡むことはできませんでした。それでも着順は4、5、5、12着と3度掲示板に載る活躍です! 意欲的に攻め馬も数多くこなしているようで、このあと騎乗が増えて、次第に結果にも繋がっていくことでしょう。 遠征騎乗に先立ち、1月11日の8レース終了後、池田騎手の紹介セレモニーが行われました。 どこの競馬場でも遠征騎手の紹介はやっていることなんですが、園田では初めての試みとなりました。 いやぁ、やらなくちゃならんことです。まぁ、一歩前進したということですね。 「昨年もいい成績を残せましたが、それ以上の活躍をできるようにがんばります」と意気込みを語ってもらいました。 昨年は108戦11勝となかなかの好成績で、レース内容とともに存在感を十分に示しました。 今年は当然それ以上を求められますし、それをさせじとマークもきつくなる可能性もありますが果たして…。 このセレモニーの前に、意気込みを頼みますよと言うと、横からチャチャが入り「酒やろ!」と声がかかります。 それに応えるように「あぁ、もっとお酒を飲めるように頑張ります…」と池田騎手。 どうやらかなりの下戸で、前回の遠征時もこっぴどく兵庫ジョッキーズにいたぶられたようです。 聞いた話では、前回は12月からの遠征だったので忘年会に参加させられ、あっというまに撃沈させられたとのこと。 今回も園田に移動した日に木村騎手邸で酒盛りになり、すぐにサーバーダウン…。 どれぐらい飲んでダウン?? 「ハイボールの酎ハイみたいなヤツ、2本で、えへへ」 いや、えへへやないがな!それホンマに弱すぎやん!! 「そやねん」と板野騎手が割って入り「この人オレが行ったらもう倒れてましたもん」 「いやぁ、なんか2本飲んだら目の前のカーペットが恋しくなって…っていうか(板野騎手)来てたの?」 池田騎手、そんな兵庫ジョッキーズの巧みな戦法で成績を悪くしないように気を付けてくださいね! あっ、そう言えば今年は年明けからの参戦!? ははぁん、なるほど考えましたね、忘年会に参加しないための1月参戦か! この人ヤル気やな。 写真中央が池田騎手で、左が板野騎手。なぜかそこにいた鴨宮騎手も訳の分からんポーズで乱入…。とにかく酒攻めに負けるな!! っていうか、2本では攻めるには至らず…(>_<) ★ランドクイーンが白銀争覇優勝! 昨年、兵庫県競馬所属馬が、他地区で大いに活躍をしましたが、今年も好調な滑り出しです! 笠松競馬場で行われた『白銀争覇』(1400m)に出走したランドクイーン(2番人気)が、2番手から抜け出して快勝! 同馬にとってはじめての他地区での重賞勝ちで、通算3勝目のタイトルとなりました。 今年も短距離界を中心に活躍が期待されます。次の目標は新設された重賞『園田ウインターカップ』(2月9日1400m)となりそうです。 同じく遠征したエイシンアトロポス(1番人気)は、ランドクイーンのハナを叩く積極的なレースを見せますが、直線で失速して8着と大敗してしまいました。 休み明けと相手強化が響いた格好ですが、素質がオープン級であることは間違いないので、巻き返しに期待しましょう。 さて、勝ったランドクイーンですが、JRA馬相手にも逃げたほどですから、当然ハナに立つと思っていました。ところが、前述したように、エイシンアトロポスにハナを奪われ、思い通りのレースとはなりませんでした。 ところが、それでも問題なく立ち回り、抜け出して最後は2馬身差をつける快勝となるわけですから、新境地開拓と言えるかも知れません! 騎乗したのは笠松の佐藤友則騎手。ツイッターでそのことに賛辞を贈ると… 「返し馬でこんなにおとなしい馬がいるのか?と思うほどの馬でした!だからスタートして内に速いのがいましたが、気にせず2番手で馬のリズムだけを重視して競馬したら快勝でした!新たな一面が出てよかったです!」と返事をいただきました。 佐藤騎手は笠松のトップジョッキーでRAにも何度も遠征して好結果も出す、各方面からの信頼度が高い騎手です。さすがです!! 明けて7歳となったランドクイーンですが、さらに進化した短距離女王に注目です! ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ ◆◇◆◇◆ ◇◆◇◆◇ 来週は、ボツネタ集でも書くつもり♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年01月14日 20時02分26秒
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