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カテゴリ:坂田 博昭
水曜日の担当は、坂田博昭です。
先週の水曜日、Aiba石狩の競馬イベントを行わせていただきました。 ゲストは、道新スポーツの山田康文さん レースのことだけでなく、馬のこと、馬産地のこと、それらを取り巻く人々のこと。幅広く精通している山田さんの競馬トークは、馬券に興じるおじさんのお客さん方が思わず引き込まれる「おとなの競馬トーク」。 単なる賑やかしではなく、こうしたディープな競馬の話にこそ大きな需要があるということを、お客さま方からのリアクションで感じることが出来ました。 出演を快く引き受けて下さった山田さんに感謝。 そして勿論、イベントを楽しんで下さったお客さま方にも心から感謝。 次回のAiba石狩の競馬イベントは、6月6日(水)。村本浩平さんが登場して、2歳馬に関するトークをしていただく予定です。 今週も北海道に来て、昨日一昨日あたりで、仕事と少し離れたところで北海道内を巡っております。 あの名作映画のあの名シーンを再現したもの 映画のロケ地が昨年リニューアルして生まれ変わりました。 「幸福の黄色いハンカチ想い出広場」 映画の制作秘話や当時の世情などを表現した展示もあります。 北海道もまだ山の方では花の季節。 黄色いハンカチと、花のピンク色のコントラストが何とも言えぬ風景を演出。思わず胸がグッとくる場所でした。 こちらも今年リニューアルされた、炭鉱博物館 これは地下の坑道に再現された当時の様子。写真や資料が展示されている本館の芳は大分スッキリして見やすくなりました。 夕張市街から、南大夕張炭鉱があった山の方へ上がって行くと、程なくシューパロダムの景色を楽しむことが出来ます。人工的に造られたダムからふんだんに流れる水が、この地域に溢れる自然の様を示しています。 ダムの上にある湖・シューパロ湖 北海道では、湖もこんな色だよ…天気が良くてエメラルドグリーンの湖面が光り輝く感じ。まだ遠くの山々は雪を頂いています。 結構夕張で長居したあと、夕方に帯広競馬場 天気が良くて、西の空には茜色の夕焼け イルミネーションの光と相俟ってこんな感じ 3時間足らずしかいませんでしたけれども、久しぶりに生のレースを見て楽しみました。 北海道は、めちゃ暑かったりめちゃ寒かったりしているみたいですが…短い春もそろそろ終わって、暑い夏がボチボチやって来るのでしょう。春の最後にその雰囲気を満喫しました。 さて、競馬の話題はもう1週間近く以前になりますが… 先週木曜日・5月10日に新設重賞「ぎふ清流カップ」が行われた笠松競馬場。 何か私が笠松競馬場に来るときには、天候の神が降りてくるみたいで… この日もこんな素晴らしい晴天 今日のピックアッププレイヤー 兵庫の下原理ジョッキー この日は園田も開催があるにも関わらず、ぎふ清流カップにフセノランで遠征してきました。 私、園田になかなか出かける機会がないので、いつも名古屋とかこことか、園田以外の競馬場で下原ジョッキーにお目にかかることが多いのです。 他場への遠征とか、重賞でご指名がかかって出かけていって乗る、というのも、トップジョッキーとしての証と言えるのではないでしょうか。 「他場で乗るのは刺激になるけれど、自場のレースがあるときにはやはりそちらになりますから…。」 …と言う言葉も、園田のトップとしての存在感を表しています。 「それでも、(エイシンヴァラーで勝った高知の)黒船賞は、他場での経験が生きたレースでしたね。以前高知は雑賀先生などからの依頼を頂いて結構乗せてもらったりもしていましたから。これ以上ない走り方レース運びが出来たと思います。」 思っていたことは、「絶対に内には入れない」ということ。 最後にライバルが内から来たときも「ああ、内に来たな」と思ったそうです。 内からなら大丈夫かなと。 それでもゴールの瞬間は勝ってしまって「あれっ!?勝っちゃった」ってなったそうですから(笑)、本当に多くの物事がかみ合っての勝利だったのでしょう。 自場・園田での活躍については… 「いやいや~いつも突き上げを受けてますよ、下から。兵庫の若い人たちは本当に頑張っている。園田は層が厚いので、例えばトップ5人に入るのはとても難しいです。でも、そこに入ってしまえば流れが良くなる。川原さんとかすごいひとが多いので大変だと思うけど、頑張って欲しいですね。」 話を聞いて、園田にもちゃんと取材に行かねば、行きたいと思いました。 外からレースを見ているだけではわからない、そしてもしかしたらそこまでは目立たない「トップ5人を目指すひとびと」の奮闘振りは、恐らく外から見ていても興味深いチャレンジなのでしょう。 残念ながらこの日の下原ジョッキーは4着 次は勝っての話が聞けるよう、楽しみにします。 さて、メインレースのぎふ清流カップ 検量室が1コーナー過ぎなので、レースの写真もその角度から 1周目最初の1コーナー過ぎ 先行で争う3頭を見ながら、3列目の内ラチ沿いに緑の勝負服… 直線でウォーターループが差し切り勝ち ゴールのあとこの写真のあたりで 「負けたー」 ハナ差で差されてしまった柿原ジョッキーの声だったのかな…… 見事重賞2連勝! 栄えある「第1回ぎふ清流カップ」の肩掛け ウォーターループを管理する塚田隆男調教師の話 「前走のあとテンションが上がらないようにだけ気をつけました。食いも相変わらず良くなくて…。レースは行けなかったけど、いい走りをしてくれました。」 騎乗した友森翔太郎騎手の話 「自分は、前回の感触でこう言う(好位で控える)競馬も出来ると思っていました。まだ騎乗は2回目ですが、外に出しての反応とか伸びは前回とは違う雰囲気がありましたね。」 ただ、ふたりとも次走予定の東海ダービーに関しては 「強いのがいますからねぇ…」 …と、やはりサムライドライブの存在感は大きい様子。 「相手が先行馬で、しかも速いですから…スタートの失敗でもない限り、こちらから出来ることが何もない」 と話したのは友森ジョッキー。 東海ダービーは6月5日(火)。 戦況は定まりました。 あとはレースで何が起きるか。 何を起こすか。 サムライドライブだけでなく、他の人馬の動向もこれから本番までの間大いに注目されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月16日 09時16分20秒
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