楽天競馬
地方競馬の楽天競馬|日替わりライターブログ  楽天競馬ブログ 12772309 ランダム
ホーム | 日記 | プロフィール

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

楽天競馬ライター

楽天競馬ライター

フリーページ

楽天カード

2018年10月18日
XML
カテゴリ:横川典視
木曜担当のよこてんです。

 先週の南部杯が終わった翌日から日本を離れ、オーストラリアに行っておりました。


★メルボルン空港着陸前に見えたムーニーバレー競馬場。ほどなくスタンド移設という大改装が行われる予定

 今回の大目標は13日土曜日のコーフィールド競馬場でありまして、現地ではコーフィールドカップやコックスプレート、あるいはその先のメルボルンカップを目指す馬たちの前哨戦をいくつか見ることができました。



 2000mのG1コーフィールドステークスはベンバトルが優勝。今年のドバイターフでヴィヴロス以下日本馬を破ったその馬・・・といえば思い出されるでしょうか。ベンバトルの豪州キャンペーンは見事なスタートを切り、次走コックスプレートではウィンクスの最大のライバルになるとみなされる事になりました。

 また2400mのG2Herbert Powerステークスはこれもオーストラリア初戦になるユカタンが優勝しました。
 このHerbert Powerステークスはコーフィールドカップやメルボルンカップのトライアル的なポジションにあり、今年出走していた馬は例えばメルボルンカップの出走優先順で40番目とか50番目とかの下位の馬がほとんど。逆に言うとここで勝たないとメルボルンカップなどへの出走チャンスが減ってしまうためどの馬も通常以上に力が入っていたことでしょうが、そのプラチナチケットはレースの前の段階でメルボルンカップ出走順55位だったユカタンが獲得したわけですね。
 同馬はこの勝利で出走順24位に浮上しフルゲート24頭の出走枠を確保。この後はメルボルンカップに直行するとされます。

 コーフィールドステークスにはトーセンバジルが出走していたのですが11頭立て10着、また1600mのG1トゥーラックハンデにはロードラングレー(日本名ラングレー)が出走していましたがこちらも18頭立て18着と奮いませんでした。トゥーラックハンデは昨年はトーセンスターダムが優勝したレースなのですが、今年は日本からの輸入馬の活躍を見ることはできませんでした。

 さて、今週土曜には日本馬2頭が出走するコーフィールドカップが行われます。日本での馬券発売もあるので注目されているファンも多いかと思われます。
 現時点の現地の主なブックメーカーオッズを見ると、Kings Will DreamYoungstarの2頭が単勝1番人気を争いThe Cliffsofmoherがそれを追いかける感じ。日本馬はチェスナットコートが真ん中あたりの人気、ソールインパクトは15,6番人気というあたりのようです。
 昨年は単勝51倍の下位人気だったブームタイムが勝ち2着も人気薄だった事で3連単8000倍の大波乱になりました。その前は2年連続で1番人気馬が優勝しているので昨年のような結果はレアケースとしても、単勝10倍台の馬が優勝する例は非常に多いですから人気にはこだわらない組み立てでも良さそうなレースだと思います(※現地オッズです。日本発売オッズとは異なる点に注意)。
 日本馬に関してはチェスナットコートはメルボルンカップの出走枠を確保できていますがソールインパクトはここで良いレースをしないと出走枠は厳しいかもなので、健闘を期待したいですね。


★コーフィールド競馬場のビジョンの裏側。中継では見えない部分(笑)。内馬場駐車場から入るゲートがここにあたります

 さて、コーフィールドに行く前に寄ったのがまずウェリビー競馬場です。ここはコーフィールドカップやメルボルンカップを目指す外国馬・輸入馬の検疫・調教拠点になっていまして、日本馬が出走する際などよく名前が出てくるのでご存じの方も多いかと。


★ウェリビー競馬場。通常の開催も行われますよ





 スタンドまわりはオープンになっていて、コースサイドには調教見学用のやぐらが設置されています。ここから見れば良し、という事のようです。
 今回は調教までは手が回らなかったけど次回は来るようにしようっと。


★場内に停まっていた“レーシングヴィクトリア”オフィシャル(?)トレーラー。馬場整備機材が載っている模様

 もう一カ所はクランボーン競馬場です。3月にも来たのですが今回はあるレースに興味を持って寄ってみました。



 その“あるレース”、10月12日の3レースの出走馬なんですが、右の列の負担重量の数字が74kgとか69kgとかとんでもない数字になっているのが画像で見えるでしょうか。



 このレースはですね、ピクニックの騎手限定のレースなんです。

 このブログでも頻繁に採り上げてきたオーストラリアのピクニック競馬。「騎手のライセンスが異なっていて、ピクニック競馬の騎手は通常の開催のレースに騎乗できない」と説明してきました。今でもそれに変わりはないのですが、最近、通常の競馬開催の中にピクニック競馬の騎手限定のレースが少数ですが設定されるようになったのだそうで(太田騎手に教えてもらいました)、それがこのクランボーン3Rなのです。
 良い例えかどうか分かりませんが例えてみると「JRAの競馬開催の中で地方競馬の騎手限定のレースを行う」みたいな感じと言ってみましょうか。


★クランボーン競馬場で騎乗を待つピクニック競馬の騎手達




★コースへ向かう騎手


★勝ったのはダニ・ウォーカー騎手でした。太田騎手の友達

 圧倒的1番人気馬に騎乗していたダニ騎手が差し切り勝ち。レース後はご家族と喜びを分かち合うシーンも。





 そういえばこのレースを見守っていた関係者、いつもは厩舎関係とか馬主さん関係の人が多いのでしょうが、このレースは騎手の家族らしき方が多かったように見えました。
 普段はこういう競馬場で騎乗する機会が少ないピクニック競馬の騎手達ですから、ご家族にとってもちょっと特別なレースなのでしょう。賞金なんかもピクニック競馬に比べると一ケタ違いますしねえ。
 こういうピクニック競馬に騎乗している騎手がライトアップされるような企画、いつまでも続いてほしいと思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年10月19日 01時58分45秒



© Rakuten Group, Inc.