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2018年11月22日
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カテゴリ:横川典視
岩手競馬の今週末からの再開が発表されました。
 様々な対応策が稼働し、公正な競馬を実施できるようになったと判断されたことによるものです。

 前回のブログでも書いたように原因が100%完全に究明できたわけではない状況での再開は、正直に言えば怖い部分も残りますが、現場でできる対応策は整ったということであれば、この後は更なる陽性馬を発生させないよう継続して努力をしていく・・・ということになるでしょう。組合サイド厩舎サイドの苦心が実るよう、祈りつつ期待しています。
 これまた以前に書いた話に戻るのですが、この一連の件は岩手競馬がこれまで身を置いてきた状況の中で生まれた矛盾の現れだとも感じています。
 2007年の廃止問題、2011年の震災、そしてその間を通じて続いた売上の低迷。そのために例えば、老朽化した厩舎建物の更新が、また、今回不備が問題視された監視カメラの設置などの設備更新に手が回らなかった。設備面だけでなく賃金面などでも同様で、それが近年の人手不足もあいまって、競馬場で働く環境が昔のままに置かれてきた。
 そうした環境の整備に手が回らなかった点あるいは後回しになってきた点。そこが孕んできた矛盾が、今回の事件の要因とまでいうと言い過ぎかもしれませんが、背景のひとつと言えるのではないでしょうか。

 今回の事件への対応を通じて、働く現場が抱える問題点や課題に目が向けられ、改善が必要な点は改善されていく方向に、老朽化した厩舎施設はじめ競馬場関連施設の建替えや改装、設備の更新などにも目が向きそして進んでいってほしいと切に願います。

 さて、昨日の水曜日、浦和競馬場でヤングジョッキーズシリーズのトライアル、東日本地区最終戦が行われました。岩手からは出場の騎手3名が揃って登場。残念ながら岩手の騎手は今年は本戦に出場できなかったのですが、トライアル第2戦では鈴木祐騎手が7番人気馬を優勝させて意地を見せました。


★出場騎手集合写真


★木村直輝騎手「久しぶりの実戦で楽しかったです。来年も出れるだろうからまた来年頑張ります」


★鈴木祐騎手「最後のヤングジョッキーだったので何が何でも勝とうという気持ちで乗りました。岩手以外での初勝利にもなったので良かったです。中山に行けなかったのは悔しいですけど悔いは残らないかな」


★岩本怜騎手「8Rが接戦だっただけに惜しかったし悔しいです。YJSは自分にとっても他場で乗れるいい経験になりました。これからも自分の経験と技術を積んで、次は絶対に本戦に行きます!」

 これまでのポイント的には岩本騎手が唯一、勝てば本戦出場のチャンスがあり、本人もそれを狙って挑んだのですが、ここでは鈴木騎手が「自分にとってのヤングジョッキーズシリーズの最後のレースなので良いレースを見せたかった」という先輩の意地が勝ったようです。




 岩手の騎手にとっての今年のヤングジョッキーズシリーズはこれで終了となりました。ですが、木村騎手・岩本騎手は来年も出場できるでしょうし、来年春には岩手にもう一人の新人騎手が誕生する予定にもなっています。また来年、新たな3人に本戦出場を目指して頑張ってもらいましょう。

 そして今日木曜日は笠松競馬場で笠松グランプリが行われました。4連覇を目指して挑んだラブバレットは残念ながら4着に終わりました。


★スタンド前を通過する馬群。ラブバレットは包まれた中に

 レース後の山本聡哉騎手や菅原勲調教師にお話を聞いたところ、「内枠からのスタートで思うように動けない展開になってしまった。外枠だったらもっと違う結果になっていたと思います(山本聡哉騎手)」「内枠で負ける時のパターンになってしまった。でも毎回好きなように走らせてくれるほど甘くはないですから。これも競馬(菅原勲調教師)」。
 3連覇4連覇という記録が難しいものになるのは、自分自身がそれだけの期間にわたってトップクラスの実力を保たねばならないだけでなく、次々と台頭してくる新しい勢力をも破らなければならないために、容易く成し遂げられるものではないという事。
 4連覇こそ成りませんでしたが、年々ライバルが強くなっていく中、ここまでの結果を残してきたのは素晴らしい事だと思います。
 来年以降も現役を続行すると言うラブバレット。可能であればまた来年もこのレースに挑んでほしいと思います。






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最終更新日  2018年11月23日 06時02分07秒



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