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2019年02月27日
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カテゴリ:坂田 博昭
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 水曜日の担当は、坂田博昭です。
 
 まずお礼。
 今日のサテライト成田(エフケイバ成田)の場立ちトークイベントにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
 
 平日日中でしたが、昼前後からお客様方が集まり盛況。
 川崎最終レースまで予想トークをしながら、お客様方とともに私もレースの時間を過ごさせていただきました。



 朝一番、この予想を書きながら、競馬歴50年60年という年配のお客様方と懇談させていただきました。皆さん、馬券の買い方含めてそれぞれのスタイルで競馬を楽しんでおられる様子。私も大概長く競馬を楽しんでいますが、何せその倍ですから。「○○が乗ってるときから見てる」の「○○」がもう、私にとっては文献で見ただけのうろ覚えの名前なんですよね。それがすいすいと出てきて記憶もそれなりに明確。
 
 「やっぱ競馬好きなんだよな…」

 パチンコだ何だと他のことも楽しみながら人生過ごして、結局は競馬。
 最後は血圧がどうのとか薬飲んでよくなるかどうかとかいう健康話にも及び、話は終わりました。
 結論は

 「健康だよね。健康でいないとな。」

 そのお客様方と比べたら、私もまだ競馬歴折り返し地点。
 健康で頑張らないと、ですね。
 そうしたお客様方の姿を見ていると、競馬ってまだまだずっと長く楽しんでいられるものみたいなので。

 そんなことも含めて、お客様方との触れ合いがとても楽しい一日でした。


 さて、ここからは今週の話題。

 月曜日、地方競馬の年間表彰・NARグランプリの表彰式にお邪魔してきました。



 毎年お邪魔するこのセレモニー
 すでに2019年の新たな戦いは始まっていますが、それでもやはりこの場は一つの区切り。昨年一年間の地方競馬を巡る様々なシーンに思いを致し、また次への希望を新たにするという特別な場と言えます。



 表彰式に先立って行われる記者会見の会場


 名古屋からは、プレイヤー部門で今年も2名が受賞しました。



 川西毅調教師 最優秀勝率調教師賞

 インタビューの冒頭、枕のような決まったやりとりのあと、川西調教師から出た言葉に、私は注目しています。

 「昨年は重賞を勝っていない。タイトルにもこだわりがあるので。」

 昨年のこの表彰式で、毎年の目標として「重賞10勝 年間獲得賞金1億円」と話していたのを思い出しました。昨年も記者会見では前年成績への反省の弁に終始していた川西調教師。今年も、受賞しての喜びの声、というよりは、これからに向かっての決意表明、という話しぶりで、川西調教師らしい自身の仕事の表現なのだと私は改めて感じていました。



 「無心になって、じっくり行くこと。慌てても仕方がない。生き物なので。ぼくの都合のいいように走ってくれるわけではないから。」

 そんな仕事ぶりが大きな成果になって表れる日を、待ちたいと思います。




 宮下瞳騎手 最優秀女性騎手賞は2年連続10回目

 今年は、勝利回数では木之前葵騎手に譲ったものの、ポルタディソーニでの重賞勝利(2月・梅見月杯)が大きく評価されての受賞となりました。

 養成中の女性騎手も数が多くなってきて、折しもJRAで女性騎手の減量制度の改正が予定され、女性騎手を取り巻く環境が徐々に変化しつつある中の彼女の受賞。復帰初年度に受賞となった昨年以上にタイムリーな感じがしました。



 今年の目標は「1勝でも多く」。改めてポルタディソーニの名前も話しながら、活躍を期していました。


 他にも、回数数え切れないぐらい何度も「ファンの応援のおかげで」と話した的場文男騎手の、昨年からの心境の変化とか、興味深い話にあふれた記者会見でした。
 
 
 授賞式で印象に残ったのは、このシーン。



 最優秀2歳牝馬に選ばれたアークヴィグラスの表彰
 登壇した関係者の方の中に…



 ホッカイドウ競馬所属時代に管理していた、小野望調教師の姿

 一頭の馬を、地域地区とか競馬のルールとか、そういうものを越えたチームとしての思いが込められているような気がして、感じ入るものがありました。時間にしたら1~2分なんですけれども、本当に印象に残るシーンでした。

「前年のグラヴィオーラのことがあったから、その前に南関東に転厩してもらいました。北海道にいたままでは、ローレル賞は多分勝てなかったと思います。」

 これに続いて私との懇談の中では、仕事の上での「欲」ということに話が及びました。
 自分のところで走らせたい勝たせたいという「欲」よりも、これからのことも含めて馬のため、そして馬主さんなど馬の周囲の人々みんなのために考えていくことが、先々に向けての「欲」なのだと。

 これも、小野調教師らしい話でした。
 また、馬の周りに多くの人々の思いがかかる、競馬ならではの話だとも感じました。


 私が普段お世話になっている方面の方々だけピックアップしましたが…それ以外も含めて、今年も、馬に関わるひとびとの、様々な思いに触れることが出来た授賞式でした。



 翌日には、早速その思いを具体的に確かめるべく、競馬場に取材観戦の旅。東京から日帰りで、名古屋競馬場に出かけてきました。



 雲一つない青空
 空気は冷たいですが、ひなたにいれば競馬観戦には最高!

 この日のピックアップは、お隣・笠松の騎手ですがこのひと。



 水野翔騎手 紙は現在軽く赤色
 このあともう間もなく、また白くなるそうです

 先週の笠松では、あと一歩で開催リーディングという活躍で、勝ち鞍も伸びている彼。
 最近は名古屋でも姿を見る機会が多く訪ねてみると、笠松全休日の日曜日には弥富に調教を手伝いに行っているとのこと。ほとんど休みなしの競馬漬けの毎日を送っているようです。

「いろいろ考えながら取り組んでいることが現れていて、いまは競馬がとても楽しい」

 今の素直な心境をこのように話しました。



 「目標は、(開催日)1日に1勝。それ以上には数字的なものにはこだわっていません。乗り方、レースの仕方など色々なことを考えて、試してみて、身につけていくこと。そのことだけを考えています。」

 馬の乗り方的な話は、私たちが聞いてもこうした場でそのニュアンスを正確に表現することが難しいのですが…馬の仕草やちょっとした動きから感じるものを、レースでどう反映させていくか、みたいなことも含めて、一言で言ったら「馬の乗り方」の追求、ということになるのだと思います。それを突き詰めて、1日1つと思って勝っていけば、成績的には自然についてくるものだと。

 「この週末は、北海道に行ってきたんです。先輩方に会って、話もして。『頑張ってるね』と言われると、やはりうれしいですね。」

 私も含めて、当時の姿を見ていたひとびとからしたら、今の彼の姿は果てしなくまぶしい。そのときの彼からしたら、経過した時間以上にものすごく様々なことを身につけて、いまのありようを日々表現しながら着実に歩いている彼。きっとこの先、存在感はずっと増していくことでしょう。


 さて、この日のメインレースはこちら。



 恒例の重賞肩掛け展示
 この日の重賞は、3歳1800mの重賞・スプリングカップ

 レースは、新春ペガサスカップを勝ったアンタエウスが登場して、断然の注目を集めて始まりました。



 外枠で、好位からのレースになったアンタエウス(桃帽)
 勝負所で前へと攻めて行き、直線半ばで先頭に。





 今日のところは、完勝と言っていいでしょう。

 山田祥雄騎手の表彰式でのインタビューの模様は、名古屋競馬HP​​​​​の​Youtube動画​でご覧下さい。

 レースの直後、他の馬にアクシデントがあって、口取り写真は撮れませんでした。
 かわりにレースの後の様子を。



 メンコには、馬の名前の刺繍が。
 アンタエウス=ギリシャ神話に登場する無限の力を備えた巨人

 まだ気性的に成長の余地が「相当」あるという、この馬。
 フィジカルも含めた成長が、この馬のこれからのカギになるのでしょう。
 
 この世代にはエムエスクイーンという女王がいます。
 彼女は冬場には1回走っただけで、春を迎えるまでの時間を休養に充てました。

 東海の3歳馬戦線も、春近し。
 目が離せませんよ!



 次開催・再来週の名古屋
 3月13日(水)は3歳馬地元場の重賞・中京ペガスターカップ
   14日(木)は交流重賞・名古屋大賞典(Jpn3)

 もう3月ですか…競馬を見ていると、本当に早いですね。​​​​





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最終更新日  2019年03月06日 18時09分31秒
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