今日は耳目社山中が担当します。
ダービーウィークも佳境に差し掛かってきました。
今週これから、3つの競馬場でダービーが行われます。
明日(4日)は金沢競馬場で、第3回石川ダービー。
枠順は→こちら
吉原寛人騎手、金田一昌調教師どちらも3連覇がかかっていますが、
今年はそれぞれ違う馬で挑みます。
吉原騎手は、スターキャデラックに騎乗。
金田厩舎からは、
チクリ、マナミラー、スタークィーン、ロンギングルックの4頭が出走。
発走は17:20です。
水曜日(5日)は大井競馬場で、第65回東京ダービー。
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連覇がかかる
矢野貴之騎手はコスモマーヴィに騎乗。
3連覇がかかる
佐藤賢二調教師はサクセッサーを出走させます。
(佐藤賢二調教師はこれまで東京ダービー3勝)
木曜日(6日)は園田競馬場で、第20回兵庫ダービー。
枠順は→こちら
昨年の優勝馬はコーナスフロリダ(岡部誠騎手)。
アイオブザタイガーかエナキョウが勝てば田中範雄調教師が連覇です。
(田中範雄調教師はこれまで兵庫ダービー4勝)
大井競馬場も東京ダービーに向けて、取材に熱がこもっています。
森泰斗騎手が、TV中継のインタビューを受けていました。
―2年前の東京ダービーを振り返って
普段は相手を決めないで乗るんですが、あの時はキャプテンキングを相手と決めて乗りました。
理想通りの競馬が出来た。
伸びがすごくて、もう後ろから来ないだろうと思ったけど、
来ないでくれ!と思いながら追ってました。
今考えても、鳥肌が立ちます。
間違いなく、僕の騎手人生の大きなハイライト。
その開催が終わってから、普段の重賞を勝った時以上に、
あちこちでおめでとうと言われて、ダービーを勝ったという重みを感じました。
東京ダービーはお祭りって言いますけど、楽しめる境地ではないです。
一回勝ったけど、ずっと憧れのレースです。
去年はケガで乗れなかったので、今年にかける気持ちが強いですね。
―ウィンターフェルで臨む東京ダービーについて
とにかく、勝ちたいの一言ですが…。
今回は羽田盃の勝ち馬(ミューチャリー)のパフォーマンスが衝撃的すぎて。
考えているプランが全て上手くいっても逆転できるかどうか。
乗り役泣かせの馬だと思いますけど、今回で4回目なのでそろそろ違う面を引き出したいですね。
羽田盃から200m延びることで、変わった面が出るかどうか。
「たった200m」でも羽田盃から東京ダービーでいろいろ変わることはある。
やってみなきゃわからないですけど、希望は持っています。
(参考:羽田盃の結果は→こちら)
やってみなきゃ分からない。
その言葉に、打倒ミューチャリーに燃える森泰斗騎手の熱を感じました。
ミューチャリーの手綱を取る御神本訓史騎手は、
今日(月曜日)3回騎乗して3勝と絶好調。
水曜日に向けて、良いリズムですね。
先ほどご紹介したように、東京ダービー連覇の可能性がある
矢野貴之騎手にもお話を伺いました。
―昨年東京ダービーを勝って、何か気持ちに変化は?余裕が生まれたり?
逆ですね。逆にダービーというレースの大きさを実感しましたし、そこを目指す馬の気持ちも分かった。
今まで、ハッキリ言ってそこまでダービーを勝ちたいって思ったことがなくて、
去年勝ってからレースの偉大さを感じて、そこへ向けての馬の気持ち…より大きく感じられるようになりました。
―今年は、コスモマーヴィ。
またこの舞台に立てたのも嬉しいですし、まずは出走できるのも大変ですから。
―連覇のチャンスは矢野騎手だけ。
出走しないと勝てないですからね。
この馬も力つけてますし、どういうレースになるかは分からないですけど。
―本番で、見せ場をたっぷり作って下さい!
はい、頑張ります。
実況で「去年勝ってる矢野騎手」って言ってくださいね!(笑)
ミューチャリーに雲取賞で先着したヒカリオーソは京浜盃で鼻出血のため大敗。
休み明けとなる今回は山崎誠士騎手とのコンビとなります。
調教試験はスムースでした。力はあると思います。
その後も順調だと聞いています。ぶっつけで東京ダービーというのがどうでしょうか?
久々なので、調教試験で負荷をかけました。
力あるし反応も良かった。
―これまでのレースを見ていて?
逃げた時の強さが印象的です。自在に動けそう。
アクシデントのあった前走以外はしっかり走っているし、
(ミューチャリーとトーセンガーネットに勝っている)こんな馬にダービーで乗れるチャンスはなかなかない。
いい機会なので、ぜひモノにしたいと思います。
囲み取材にはクールに答えてくれましたが、
ダービー制覇を虎視眈々と狙う山崎誠士騎手の作戦はいかに!?
水曜日まで雨の心配はなさそうな東京地方。
去年は雨馬場でしたが、今年は大丈夫そう。
どの馬も全力を出し切って、無事のゴールを。
いいレースになることを期待しましょう!